Contrary Love 2 [Alan]

no.80 ページ30

気づけばもう二月



｢いらっしゃいませ〜｣



裕太、玲於｢おつかれー｣



｢あ、いらっしゃい。

もう上がる時間なのに笑｣



玲於｢まじ？笑
タイミング悪かったか｣



｢かなり笑
ね、丁度上がるしご飯行かない？｣



玲於｢久しぶりじゃんAが誘うとか｣



｢たまにはいいじゃん？一人でご飯はかなしいよ？｣



裕太｢確かにな。笑｣









近くのファミレスに来れば、かれこれ2時間話倒してる


やっぱり2人は楽だな

しばらくすると何故か、話が恋愛トークになってきて









玲於｢最近さ、夏恋がさ〜｣




うわ、でた

また惚気けてるよ




大好きなの伝わるからいいんだけどさ。

あの玲於を、こんなにする夏恋ちゃんも流石だなぁ。









裕太｢あ、俺そろそろプロポーズしようと思って｣

玲於｢まじ！？｣

｢裕太くん結婚とかもう…私が嬉しい｣



突然のビックニュースが飛んできたり



裕太｢何でや。まだ分からんけど、そろそろしたいねん｣

玲於｢いいと思う。ホント2人素敵だから。憧れ｣

｢めっちゃ分かる。こんなカップル羨ましすぎじゃん｣








ほんと素敵なんだよ、裕太くんカップル
ほんとに、自慢できるぐらい。









｢…いいな。私も結婚とか、出来るのかな｣

玲於｢…Aは何かないの？気になる人とか｣

｢んー。いないかな？｣








いないよね？
だって好きな人とか、全然分からないもん。








裕太｢嘘や。そんな顔しとらんもん｣

｢え？何どうしたの裕太くん。｣



突然変な事言わないでよ笑



玲於｢案外近くにいるんじゃない？Aにぴったりな人が｣

裕太｢いつも一緒にいるしな〜｣









いつも一緒？
そんなの、白濱亜嵐しかいないじゃん









｢…近く？え、何言ってんの。
白濱亜嵐はない！｣




なんで、なんで二人共満更でもないの



玲於｢裕太くん、これは自覚ないタイプですよ｣

裕太｢分かってなかったかやっぱり〜｣









私、白濱亜嵐のこと好きなの？

好きって何？









裕太｢白濱くんのこと、あんな煙たがってたのに愚痴らなくなったしな。｣


玲於｢白濱くんのこと、信用しきってるしな｣


裕太｢お昼、白濱くんが後輩ちゃんに取られちゃって渋々、俺のとこきたしな｣


玲於｢何それ？そんな事あったの…まじ？｣


｢それはちが…くないや。たしかに寂しかったけど｣









…もう分からない。

好きってなんなの。

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