Contrary Love 2 [Alan]

no.53 ページ3

亜嵐side








アパレルってやっぱりすごくて





みんなオシャレだし。









でも、もっとバチバチしてるのかと思ったらそういう訳では無いらしい。









店長さんが、なんか緩くて優しい人









｢よろしくお願いします。｣









Aちゃんと店長以外はみんな男の人で、ちょっとなんか複雑









…だって、Aちゃん絶対モテるじゃん









拓也｢俺たくやっていいます。よろしく。
大学２年生だから、二個上かな？

じゃあ、服選ぼっか。｣




｢はい。｣




拓也｢Aちゃんの同級生来るって言ってたからどんな子かと思ったらすげーの来たわ笑｣




｢え、なんすかそれ笑｣





拓也｢あからさまにモテそうな顔してるし。｣





｢いやー、そんなことも無いっす｣









すごいいい人ばっかり。



Aちゃん、こういう人達だったから安心して働けるんだろうな。









社員｢お、店長が言ってた新入りくん？｣




拓也｢そうっす。何でも似合うから今めっちゃ困ってます。｣





社員｢んー。Tシャツでも問題ない顔してる笑｣




拓也｢ホントっすよ笑

あ、でもこれめっちゃいい｣









新作着てもらおうって



されるがまま決まった服。最近は、ニット系着てないからなんか新鮮かも









美奈子｢あら、決まったのね〜素敵じゃない。

Aちゃん？ねえ。｣






A｢いいんじゃないですかね？｣




拓也｢冷めてー ｣




社員｢ほんと、男相手だと冷たいよね笑｣





A｢もう、諦めてください。｣









…学校にいる時と違ってかなり楽しそう
少し、ほっとした。









と同時に、これが現実かななんて









なんだ、今まで少しだけ楽しそうに見えてたの、俺のおかげかななんてちょっと思ってたのに









話してくれてたしさ…







このバイトのおかげじゃん？








なんて、ネガティブにもなる







少しでも、心開いてくれてるかなって思ってたんだけどな…









そんな甘くないか







・







・




これも全部、嫉妬かもしれないけど









早く、友達として認識してよ俺のこと









ただの隣の席の人。









じゃなくてさ









きっとまだ、Aちゃんの中での俺って、









うざいやつ。とか 隣の席の人とかでしょ？

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