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刺客 ページ16

私たちが刺客と対峙したのは少し広い部屋。

同じような服を着た顔が怖い男の人たちが何人かと、小柄な、男だろうけど少し可愛げなのが1人。

政様、信、私の3人は剣を構えた。

一番に切りかかっていったのは信だ。

一振りで1人を倒した。

私も続こうとするけれど、政様に止められる。

「今は、少し見ていろ。」

信は、どんどん人を斬っていく。

その時だ。

信が向かっている敵が、反対側から切り殺された。

同じ、刺客同士のようだ。

「王の首を持ち帰るのは俺らだ。」

よく見ると、来ている服が少し違う。

どうやら、暗殺集団同士でも争っているようだ。

「な、なんだと.....!」

胸を槍で貫かれ、血を吐きながら叫ぶ。

すると、あの小柄な人が斬られた刺客の仲間の首を全て斬った。

信も私も呆気にとられたように見ていたが、信はすぐに笑顔になり、その人と背中合わせに並ぶ。

「羌瘣...久々だな。」

あの人は、“キョウカイ”と言うらしい。

2人は、どんどん相手を斬り倒していく。

しかし、羌瘣の動きが突然止まった。

信と何か話しているが、私にはわからない。

すると、羌瘣が床に座り込んだ。

息を整えているようにも見えた。

信が、1人で敵の輪の中に入っていく。

「はっ...1人で来て俺らに勝てると思ってんのか?」

「1人じゃねえさ。な、A?」

信が私の方を見る。

私は、意を決して信の方へと歩み寄る。

「私も戦う。」

「そう言うと思ったぜ。」

すると、私の耳の近くで言った。

「羌瘣の息が戻るまで、とりあえず暴れまくるぞ。」

「息が戻る...?」

「あとで話す。とりあえず死ぬなよ。」

「うん。」



信は声をあげながら次々と敵を倒していく。

「死ねぇ!政の首は渡せねぇんだよ!」

私は、信に負けじと敵に斬りかかる。

しばらく暴れまわり、私も信も息が荒くなってきた頃。

「俺たちの粘り勝ちだ。」

政様の声が聞こえた。

声のした方、扉の方を見ると...

「大王さまぁ!」

そこには、槍を刺客に向けて投げながら叫ぶ人の姿が。







次回...キョウカイ

キョウカイ→←危機



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ももか(プロフ) - 丸さん» ありがとうございます!!嬉しいですー!!更新頑張ります……!! (2022年5月5日 20時) (レス) id: 51abeda63b (このIDを非表示/違反報告)
- 楽しみに待ってました!!なんかめっちゃ楽しみになってきた!! (2022年5月5日 0時) (レス) id: ae8d47718e (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 丸さん» なるほど!!!それも面白いですね(o´艸`)妄想が膨らみます!! (2022年3月28日 22時) (レス) id: 51abeda63b (このIDを非表示/違反報告)
- ももかさん» いえいえ、はい、かっこいいです!!信も主さんのこと恋したりするのかな…そしたら恬が怒るなぁ、、と感じに毎日妄想したりしてます笑 (2022年3月28日 20時) (レス) id: ae8d47718e (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 丸さん» 嬉しいです!!ありがとうございます!m(__)mここからの蒙恬かっこよすぎますよね!! (2022年3月27日 21時) (レス) id: 51abeda63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももか | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年6月14日 21時

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