キスフレンド【櫻井孝宏】

Story_9 ページ9

監「一旦休憩にしますか」


「ん〜〜...」


とあるアニメのアフレコ現場

監督の好意でアフレコが中断され
少しだけ休憩時間が与えられた


浅「気持ち良さそうに背伸びするね笑」


津「これからまだ収録あるよ？笑」


「今日は長くなりそうですね...笑」


浅沼さんと津田さんが笑いながら話しかけてくれる
飲み物買ってこようかな...そう思い席を立った


「...あれ？櫻井さんは？」


小「さっき出てきましたよ」


賢章くんがドアを指差しながら教えてくれた
休憩スペースにいるのかな、と廊下を歩いていると


「っ！？」


突然、物陰から腕を掴まれ強く引き寄せられた
目の前にはニッコリ微笑む櫻井さん


櫻「やーっときた笑」


「櫻井さん！」


櫻「くるの待ってたよ
......ここでするのは危険かもね」


「さすがにするつもりじゃない、ですよね？」


櫻「...クス」


「っ、ん...！」


壁に追い込まれ逃げ場を失いまさに壁ドン状態
櫻井さんは口角をあげ、私の髪を撫でながら口付けた


「...ぅん......ふ、っ...ん...」


櫻「はぁ...抵抗しなくていいの？」


「ぁ、ん...んん......っぅ...」


髪を撫でる手の心地良さと容赦ないキスに力が抜け
抵抗しようと持ち上げた腕もスルリと落ちていった


櫻「...ん...んっ...」


「ふぁ...さくらい、さん......」


櫻「うん、何？」


「っ...」


櫻「言わなきゃわかんないんだけどな？」


「......あと、一回だけ...っ」


櫻「...仰せのままに笑」


考えるよりも先に出ていた言葉に自分でも驚く
再びキスしようとお互いが近づいたとき＿＿＿


浅「櫻井さーん？Aさーん？」


「っ！？」

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