相性【桃】 (ページ14)

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epi.13 ページ14

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『その時はまた俺に告白させて ?』

そう言われた時少し安心した

いつも｢お前抱いてもつまんないわ｣って言われてきたから今すぐに大ちゃんが好きですなんて言えるはずなくて

付き合ったらそういう行為もすることになるし
そしたら大ちゃんにも今までの人と同じことを言われるんじゃないかって不安でたまらなくて好きって素直に伝えられる自信が無かった

大ちゃんのことを信じてないわけじゃない
ただ私の心が弱いだけ

だから今は時間を取り戻すように一緒に色んな話をして色んなことが出来ればそれでいいと思った

オレンジジュースを飲み干した大ちゃんをみて思い出す

苦手なオレンジジュースを飲むようになったのは大ちゃんに会えなくなってからだった

大ちゃんを傍に感じたくてオレンジジュースは常に冷蔵庫に入ってるようになったんだよね

佐｢今日はもう帰るね｡あ今の携帯の番号教えてよ｣

番号交換した後はメッセージアプリの交換もして新しい友達の欄に【佐久間大介】って表示されてるだけで顔が緩々になる

佐｢今度大我と3人でご飯行こ｡仲直りしたって二人で伝えようよ｣

｢それいいね､反応が楽しみ (笑) ｣

佐｢また連絡するね ! まだまだ冷えるから暖かくして寝なよ｣

私の頭をぽんぽんして微笑んでる彼が夢だったんじゃないかって嘘のようで

元の関係とまではいかないかもしれないけど
少しずつこうやって会えなかった時間を取り戻していけたら今はそれでいい

佐久間大介今日は話せて良かった!おやすみ!

A私も話せて良かったよ!おやすみ大ちゃん

帰ってすぐ律儀にメッセージくれるマメなところもやっぱり好き

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