32枚目 ページ34
幼くなったリストは、ぷんすかとルシアを見上げる。ルシアはと言えば、にんまりと彼を見下ろす。
「どうしてくれるんじゃ！早く戻せ！」
「いやぁ、可愛いですねぇ。もういっそのことこのままで行きましょうあだっ⁉」
なはは、と笑うルシアのおでこに、ジャンプしたリストがデコピン。てちっという音が辺りに小さく響く。
ヤバくね、魔王がショタとかヤバいじゃろ。え？何、可愛いからいいのか？どうなんじゃ？
リストがふむむ……と唸る中、ルシアはぎゃんぬー、と世界の終末を告げるかのように可笑しな鼻歌を歌う。
「……これ、幼くなる魔法ならさ、Aにやったらどうなるんだろーね」
「マジでやめんか！」
冗談だよー、と笑うルシアの目は全く笑っておらず。無論信用できないわけだ、リストは決意した。
Aを、ルシアの魔の手から救おう。
＿＿そして、夜が来る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モモハ(プロフ) - 鬼羅.。さん» うおお、めっちゃびっくりした。ありがとね(*'▽') (2018年8月3日 20時) (
レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
鬼羅.。 - 一位おめだぜ！本当に応援してる！これからも楽しみにしてるから！頑張ってね！一言ですまんぜ！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: a6f636573d (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - うららkさん» ありがとうございます(*´∇｀*)！先日はアドバイスいただき本当にありがとうございます。うまくできてるかわかりませんが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2017年11月8日 20時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - おお！ １位おめでとうございます！ 陰ながらあなたの作品をいつも応援しています！ 更新頑張ってください。こんなに面白いのはあまり読んだことがないので、ワクワクします！ (2017年11月8日 18時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ことね提督 元燐華さん» めっちゃ嬉しいです(｀・∀・´)ありがとうございます！ (2017年10月28日 17時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
