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20枚目 ページ22

「ヴァルくんヴァルくん」

「……ん、書類整理(はたけしごと)終わりましたか、(あるじ)

窓際に座り、ヴァミリ―マートで買ってきた肉まんを頬張っているヴァルくんに、机でうつぶせたまま話しかける。

アルフレッドの野郎が、

暗殺者(ヴァル)が傍にいた方が気合入りますよね』(裏声)

とか言って、俺らを二人きりにしてから2時間。アイツは途中一回ヴァルくんだけに、ヴァルくんだけに(大事なことだから2回な)!肉まんの差し入れを持ってきて以降姿を現さず。んだよ、一人抜け駆けしてキャバクラですかクラブですかぁ?俺行ったことないんだけど、紹介しろよかわいい子!

いやね、リオナちゃんも可愛いよ?でもさぁ、ハーレムとかも良くない?憧れるわけよおっさん。いいじゃんモテ期。モテ期カモン!

アルフレッドあの野郎、もうくん付けなんてしないもんね、女々しいほどに拗ねてやるもんね!

とか思いつつため息をつく、27歳既婚魔王。

……既婚って響きいいよな、愛してる。

と、ヴァルが食べ終えたのと同じくらいのタイミングで叩かれる扉。アルフレッドだなこの野郎。

入れ、と低く(俺なりの)冷たい声で言い放ち、目を伏せながらも顔を上げた。

「……アルフレッド。てめぇあれか?キャバ嬢とホステスで3【ピー】か?いい度胸だなおい。俺と魔王代わりますかってんだこのやr」

「……っえ、あ、う、うぅ……」

アルフレッドとは程遠い、か細い声高な女の子の声。後ろから、あーあ、というヴァルくんの声が聞こえた。ゆっくり目を開けると。

俺の為にだろうか、紅茶と四角い氷のティーセットを盆に乗せてきた金髪の女の子。後ろで一つのみつあみにしているその子の顔は熟した林檎並みに真っ赤になっており、紅葉色の瞳は涙をはらんでいる。

率直に言おう、可愛い。

そんで、やっちまった。

ヴァルくんヘルプ。

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設定タグ:ファンタジー , 男主 , ギャグ   
作品ジャンル:ラブコメ, オリジナル作品
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モモハ(プロフ) - 鬼羅.。さん» うおお、めっちゃびっくりした。ありがとね(*'▽') (2018年8月3日 20時) (レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
鬼羅.。 - 一位おめだぜ!本当に応援してる!これからも楽しみにしてるから!頑張ってね!一言ですまんぜ! (2018年8月3日 20時) (レス) id: a6f636573d (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - うららkさん» ありがとうございます(*´∇`*)!先日はアドバイスいただき本当にありがとうございます。うまくできてるかわかりませんが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2017年11月8日 20時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - おお! 1位おめでとうございます! 陰ながらあなたの作品をいつも応援しています! 更新頑張ってください。こんなに面白いのはあまり読んだことがないので、ワクワクします! (2017年11月8日 18時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ことね提督 元燐華さん» めっちゃ嬉しいです(`・∀・´)ありがとうございます! (2017年10月28日 17時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モモハ | 作者ホームページ:( ´∀`)  
作成日時:2017年8月14日 21時

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