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183枚目 ページ3

「アズマ不在で、周りは女子だけ……極楽浄土じゃないか」

「やっ、ヤマトさんん!死んでませーん!」

「そんなことより手を動かしなさいよヘンタイ」

「ああ!高貴な罵声が僕の五臓六腑に染み渡る!快っ感!」

「気持ち悪くてごめんなさい」


ウハウハしているヤマトに代わり、ルイカが頭を下げた。気持ち悪いのはヤマトなんだから、別に主が謝らなくてもいいのに。頬をゆるっゆるにしたヤマトに蹴りを入れて床に投げ出し、鋭く見下ろした。


「ほら。気持ちいい?」

「それはもう。僕はここでなら死ねる」

「男ってみんなこんなんなのかしら……まあいいわ」

「いいんですかお后様」


後ろでソフィがあわあわと目を白黒させる。私はそんな様子を一瞥した後しゃがみ込み、ヤマトに微笑みかけた。


「働きなさいよこのクズ。ヘンタイさんは全然使えないんだから、ちょっとは役に立ちなさい。ご褒美……じゃないわね。お仕置きしてあげるけど?」

「女王様……!」


メガネの奥で光り輝く双眸から顔を上げ、立ち上がる。ソフィたちの元へ戻ると、また魔法陣作成に取り掛かった。今度は真剣にヤマトも手伝ってくれている。手懐けてしまったというか、扱い方が分かってしまったというか……余計なことを覚えてしまったみたいだ。

私たちは多少魔力を保持しているから、もしもの時の為の転移魔法陣やら何やら、様々な紋様を書き連ねている。ヤマトはこんな感じだけれど、腐ってもエルフ。魔力が高い分上等な魔法陣を書いてくれるから、侮れないのだ。

城から勾玉を取ってくるAとロンドとアズマは、魔法陣作成には起用しなかった。ロンドは無論、忍び込む際に役立つと考えたからだけれど……Aは試しに魔法陣を書いたらひよこばかり大量生産する謎の絵を生み出したし、アズマは獣人だからそもそもとしてできなかった。まあ、彼女の場合は城内の地図をわかっているから案内人には最適なのだけど。

魔法陣を書く手を止め、大きく息を吐いた。

一番使えなかったのは、結局Aってわけね……。


「? 女王様?」

「何よ。蹴るわよ」

「嬉しいです」

「……やっぱり止めておこうかしら」

「放置プレイも好きです!」


頑張んなさいよ、A。

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設定キーワード:男主 , ラブコメ , ギャグ   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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モモハ(プロフ) - えへへって笑い方良いですよね可愛いっすよね!!!ありがとうございます、ぜひ! (6月1日 13時) (レス) id: 98af2b3beb (このIDを非表示/違反報告)
しぇるふぃあ。 - あの…えへへ…お久しぶりです…新キャラもとっても可愛くて私幸せ…(( キャラ募集、できれば参加したいんですがキャラ設定について質問がありまして、キャラ募集の方で相談させていただきますね……遅くなりましたが続編おめでとうございます! (6月1日 11時) (レス) id: a3aac3bf63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モモハ | 作者ホームページ:o(`ω´ )o  
作成日時:2019年4月20日 17時

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