過保護な兄を持ちまして… (ページ17)

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『え、誰？』

恐る恐るモニターを見ると

『須貝さん？！どうしたんですか？！』

すが「伊沢くんがAちゃんの様子見て欲しいって言うから来ちゃった〜」

『あ、開けるんで入ってください！』

すが「お邪魔しま〜すなんかいい匂いする」

『ちょうどよかったです！いつもの癖で二人分作っちゃったので、須貝さん食べて行きませんか？』

すが「え！いいの？」

『はい！』

すが「じゃあ、頂こうかな！」

いつも兄が座る席に須貝さんが座る

人が変わるだけでこんなにも雰囲気が変わるもんなんだ。

『「いただきます」』

すが「んー！めっちゃ美味しいよ！」

『ほんとですか？嬉しいです笑』

すが「伊沢くんいいなぁ。こんな美味しいご飯毎日食べれて」

『そんないいものじゃないですけど笑』

すが「伊沢くん幸せ者だ」

『私は須貝さんといた方が幸せですけどね…あ、』

すが「それ、本気で言ってる？」

『いや、あの。聞かなかったことに… 』

すが「できない。俺、Aちゃんのこと好きだから」

『え… 』

すが「あれ？笑違ったかな、？」

『私も！ずっと須貝さんが好きでした！』

すが「付き合お、俺たち」

『はい、！』

まさか兄が居なくなった夜に、人生最大の幸せが訪れるなんて考えてなかったです。