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私は都内の大学2年生
両親は2人とも他界してしまっているためいない。
親戚もそんなに多くなく、関わりもない。
そんな私の唯一の親族が…
「 A、俺今日仕事なんだけどなるべく早く上がらせてもらうから!ちゃんと帰ってきて待っててね! 」
『 いいよ別に、しっかりやってきて 』
「 でも、Aひとりにはさせられない! 」
『 お兄ちゃん…私もう大学生だってば 』
この過保護な兄 伊沢拓司である。
私が中学校に上がった頃から突然発揮された兄の過保護っぷり
世間では、クイズ王だのCEOだのチヤホヤされているが俗に言うシスコンの部類に入るような人だ
こんな素顔はQuizKnockのメインメンバーしか知らない…
「 あ、もしあれならオフィスで待っててもいいよ 」
『 んー、わかったわかった 』
「 じゃあね!行ってきます! 」
『 行ってらっしゃ〜い 』
オフィス、行こうかな…
講義が終わったらオフィスに行くことをお兄ちゃんにLINEしておく
「 あ、もうこんな時間じゃん 」
とっくに家を出る予定の30分前になっていて
急いでメイクと支度をして時間通りに家を出る
電車は空いていて、しっかり席に座れた
通勤ラッシュで混む時間帯に電車に乗せるのは嫌だからと、朝イチの授業は取らせてくれなかった兄。
最初はまたかと思いうんざりしていたものの、朝はゆっくりできるし満員電車に乗ることもないので少しだけ感謝してる。
兄の過保護が少しだけ役に立った例である
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作者名:さくもち | 作成日時:2021年2月24日 10時