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百六話 ページ19

煉獄side


零「……本当に人間はもろいね。傷だらけじゃないか。それに比べて僕達鬼は、怪我なんてすぐに治る。人間が何ヶ月もかけて長い時間費やす怪我も鬼は瞬きする間に治ってしまう。
その間に鬼は強くなることが出来る…そんな僕たちに生身の人間が勝てるわけがないんだよ。」





不敵な笑みを浮かべる上弦の零を俺は嘲笑うかのように再び斬りつける。






煉「そう豪語しているわりには傷の再生が遅くなってきているじゃないか。生憎だか、この程度の怪我では俺は死なない。」






全く動じず微笑み続けているが、傷の再生が前よりも遅くなっているのは事実…戦っている最中も焦る様な仕草を見せることが多くなってきていた。






煉「予言しよう!お前はあと小一時間で俺に首を斬られて死ぬ。」





そう言うと上弦の零は、眉間に皺を寄せて後退りをした…怖気付いたか?






零「君、予言なんて非論理的なこと言うの?鬼になる前は一応僕は、科学者だったからさ…そういうの嫌いなんだよね。まぁ…いいや今は君を殺すことに集中するよ。」






上弦の零が、血気術を出す。





俺は呼吸を使いはね返す、多少被害は受けたが想定内。





俺は構わず上弦の零の首を狙って次々と連続で技を放つ。






零「…っ…そんなに一度に技を出したら体力が持たずに死んでしまうよ。」





煉「構わん!Aが死んでしまった以上…死など怖くない!俺はお前を殺す!」





連続攻撃のおかげでもあっただろうか、上弦の零はその場に血を吹いてしゃがみこむ。





煉「先程までの余裕ぶりはどうした?随分とやられているようだが。」





刀を首にあてるが、あえて首は斬ってはいない。





煉「せいぜい地獄で苦しむがいい。」





しゃがみ込んだまま無言を貫く上弦の零の首を斬ろうとしたその瞬間。





零「お前も道ずれだよ。死んでくれ。」






首を斬ったのと同時に俺は、血気術を真正面からくらった。




激痛が走り俺はその場に崩れ落ちた、意識が遠のく直前に見た光景は塵となり、体が崩壊していく上弦の零の姿であった。






多分次で最終回です!

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みるく(プロフ) - 華さん» ありがたいお言葉をいただき本当に嬉しいです。最近は忙しくてなかなか更新できていませんが出来るだけ早く更新できるように頑張ります! (2021年10月23日 18時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも更新楽しみにしています!本当にこの作品が好きです。これからもがんばってください。応援しています! (2021年10月23日 18時) (レス) id: 95cefb630e (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 桃んさん» ありがとうございます! (2021年9月6日 9時) (レス) id: 6c726376e6 (このIDを非表示/違反報告)
桃ん - 続編おめでとうございます!!!!!! (2021年9月6日 9時) (レス) id: 7c2939c0a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるく | 作成日時:2021年9月5日 14時

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