百話 ページ12
煉獄side
煉「鬼が全く出る気配がないな。どういうことだ。」
無限城に落ちてから小一時間経ったが全く鬼の気配がない。
有『…そうだね。』
真顔のまま淡々と歩くA。なにか思うことがあるようだ。
煉「……A……。」
有『…これだけ鬼が出ないって事は上弦が近くにいるのかも。』
俺が思っていることを察しているのか察していないのかは定かではないがAは、俺の呼び掛けに対してそう答えた。
煉「上弦というのは君の母上や師範を殺した鬼か？」
有『…私が最後に会った時はまだ上弦じゃなかったんだけど…上弦になってると思うよ。アイツ私を必ず殺すって言ってたし。柱も殺したくらいならそう簡単には死なないんじゃないかな。』
俺が「そうか…。」と答えようと口を開いたその瞬間…激しい音と共に目の前にスラリとした体型の鬼が姿を現した。
煉「…上弦の……零？」
零「正解！それにしても久しぶりだね。Aちゃん。綺麗になっ『黙れ。』
Aは、上弦の零を激しく切りつける。
零「酷い事をするんだね。でも、君は僕が殺すからそのうち酷いことを出来なくなるし問題なし。」
上弦の零が腕を振り上げた瞬間、霧で視界が真っ白になり2人の姿が見えなくなった。
そして何かが倒れるような音がし音がした方に向かうと上弦の零に首を絞められているAの姿があった。
煉「A！」
零「いいねぇ！いいねぇ！その苦しさに歪んだ顔！俺は、人間のそう言う絶望に染まりながら死んでゆく顔を見るのが大好きなんだ！君なら尚更！」
有『…貴方の…趣味は…わ……たしには…理解できない…っあ！』
首をさらに締められたAは、より一層苦しそうに呻く。
煉「…貴様！Aを離せ！Aにその汚い手で気安く触れるな！」
俺は、呼吸を使い上弦の零に攻撃した。
案外容易く飛ばされた上弦の零は、壁をつきぬけ遠くに飛ばされる。
俺はすぐにAに駆け寄り安否を確かめる。
煉「A！大丈夫か！」
荒い呼吸を繰り返しながら何とか頷くA。
過呼吸状態になっている。
煉「A！A！」何度も呼ぶが未だに荒い呼吸を繰り返すA。
煉「もう大丈夫だからな。」このままでは埒が明かないと思った俺はAに酸素を送るべく彼女に優しく口付けた。
中途半端ですみません！
テスト終わったのでまた更新頑張ります！
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みるく(プロフ) - 華さん» ありがたいお言葉をいただき本当に嬉しいです。最近は忙しくてなかなか更新できていませんが出来るだけ早く更新できるように頑張ります！ (2021年10月23日 18時) (
レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
華 - いつも更新楽しみにしています！本当にこの作品が好きです。これからもがんばってください。応援しています！ (2021年10月23日 18時) (レス) id: 95cefb630e (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 桃んさん» ありがとうございます！ (2021年9月6日 9時) (レス) id: 6c726376e6 (このIDを非表示/違反報告)
桃ん - 続編おめでとうございます！！！！！！ (2021年9月6日 9時) (レス) id: 7c2939c0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2021年9月5日 14時
