106話 お気に入り登録8人ありがとうございます！！ ページ9
信じられなかった。
目の前にいる黒髪の少年、否、青年となった彼が自分の事を好きだと言ってくれた。
「本・・・当に？」
「・・・本当だ。」
「私は・・・サスケの事を好きでも、良いの？」
ずっと、不安に思っていた。
私が、サスケの事を好きでも良いのだろうかって。
「・・・お前じゃなきゃ、駄目なんだよ・・・」
其の瞬間、不安は掻き消された。
不安が消えると同時に胸の中に暖かい何かが一気に溢れ出て来た。
其れは胸の中だけに留まらず
「うぐぅっ・・・ヒック・・・」
目からも溢れ出ていた。
・・・何でだろう、泣いているのに、全く哀しく無い。
其れどころか・・・
暖かい。
「・・・」
【ギュッ】
サスケは躊躇いがちに私を抱きしめてくれた。
そして不安そうに
「俺は・・・俺はAを好きでいて、良いのか・・・？」
と躊躇いがちに、不安そうに訪ねて来た。
「私も、サスケじゃなきゃ駄目なんだよ。」
そう言って私もサスケの背中に手を回した。
暫くお互い抱きしめあったまま時が流れる。
愛を忘れ、孤独の闇に堕ち、救い救われ
力を求めた黒い少年と仲間を求めた紅い少女は
今
思いが通じ合った。
そして其の侭
サスケはAに
優しく口付けをした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷翠 - 私の拙い言葉でそう言っていただけてすごく嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年5月14日 13時) (
レス) id: 56192d59e8 (このIDを非表示/違反報告)
NARUTO - あとがきでの言葉私忘れません！心のおもりが少し取れたような気がしました！ありがとうございました！素晴らしい作品だったと思います！！！ (2020年5月14日 12時) (レス) id: e14fcc9a5f (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - mahoさん» ありがとうございます！！更新速度は遅いですが頑張ります！！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
maho(プロフ) - 続きがすごく楽しみです！更新頑張ってください!! (2019年11月16日 16時) (レス) id: ad2d13c9c0 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 柘榴石さん» ありがとうございます！！！！！！！ (2019年10月30日 23時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷翠 | 作成日時：2019年10月24日 21時
