8UPPERS �� ページ22
あれから数日が経った。
「エイト」と名付けられた赤ちゃんと過ごすうちに、だんだん愛着がわいてきたのか、MAC、JACKY、GUM、TOPPO、JHONNYの５人は、エイトとの時間を楽しんでいた。
そして、
ACE「ちょ、ARSENALエイトの前でタバコすわんといて？…ほらここ押すんやで？ここやって…笑」
最近は、あんなに嫌がっていたACEまでも、エイトとふれ合えるようになっていた。
ALI「…」
ARS「…行こ。」
そして、ついに私にエイトの面倒を見る番が回ってきた。
エ「泣」
JAC「ALICE、エイト泣いとるやん。だっこしてあげな。」
ALI「…うん。」
エイトをだっこしてしばらくあやすと、エイトは泣き止んだ。
エイトをもう一度床に座らせて…
＿
エ「泣」
JHO「あ−ほらまた泣いとるで？…何でそんな離れてるん？もっと近くで遊んだってよ！」
JHONNYに言われて気づく。
私、いつの間にこんなに離れてたんや。
ALI「わかっとるよ…。」
また、エイトをあやす。
＿
エ「泣」
JHO「ちょっと、ALICE…」
ALI「…ごめん、ちょっとお腹痛いわ。部屋戻る。」
JHO「え？ちょっ待ってや！ALICE！」
JHONNYが何か言っていたが、聞かないように私は部屋に引き返した。
JAC「…」
枕に顔を埋める。
…何やってんだろ、私。
こんなことしたい訳じゃないんやけどな。
JAC「入るで。」
そこへ、JACKYがやって来た。
ALI「…エイトは？」
JAC「今はJHONNYが見てる。」
ALI「…そう。」
JACKYは、私がうずくまるベッドに腰をおろして、私に言った。
JAC「思い出すん？あん時のこと…」
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作者名：もちこ | 作成日時：2020年11月11日 20時
