〇智 ページ3
・
ほんとは翔に言うつもりはなかった。
時間が経てば悪夢も見なくなる…そう思ってた。
だけど不安でどうにかなりそうで。
つい、夢を見てることを話してしまった。
でも翔は優しく受け止めてくれて。
長男なのに…みんなを支えなきゃいけないのに。
情けない…ほんとに…。
翔「智にぃ？みんなにも話そうよ、ね？」
智「いや…話したくない。潤には、絶対に」
翔「智にぃ…」
智「大丈夫、そのうち夢も見なくなる。
バレないように何とかするから…ね？お願い」
翔は困った顔をして微かに頷く。
翔「俺には言ってね？フォローするから」
智「ありがとう…」
話してるうちにいつも通り動けるようになって。
平常心…そう思いながらなら料理も出来た。
そのうち皆が起きてきて。
潤も顔色良くて朝食も食べれて。
「「行ってきまーす」」
４人共元気に出ていった。
大丈夫…潤は学校に行ってるだけ…。
そう言い聞かせて、不安な気持ちしまい込んで。
だけど…夢を見なくなる事はなくて…。
智「はぁ…はぁっ…」
連日の悪夢と寝不足に、心と体が悲鳴をあげていた…。
現実と夢を行き来している感覚…。
どっちが現実か、分からなくなりそう…。
・
潤side
・
潤「んっ…」
夜中。頭を撫でられる感覚に目を開ける。
ぼんやりと目を開けるとそこにいたのは智にぃで。
潤「…とにぃ…？」
智「潤…一緒に寝てもいい？」
あ…これ夢、かな？
智にぃがこんなこと言ったことないし…。
眠くてぼんやりする頭で考えて…でも智にぃがいる事が嬉しくて。
潤「い、いよ…ぎゅーする…」
温かくて安心して…再び眠りに落ちる。
まさか現実で智にぃが泣いているとは気づかず。
潤「ん…」
智「おはよ」
潤「あ…智にぃ、おはよ」
智「ふふ、まだ眠そう」
ちょっと２人で話してリビングへ。
朝食食べて準備して、先に出発する和にぃと雅紀にぃ見送って。
潤「じゃあ、俺も行ってくる〜」
智にぃと翔にぃに声を掛けて玄関へ。
すると…ギュッと後ろから抱きしめられて。
潤「えっ」
翔「智にぃ…！」
智「んっ、はぁ、はあッ…」
俺を抱きしめてたのは苦しそうに呼吸する智にぃで。
智「やだ、潤が…いなく、なっちゃう…よ」
翔「智にぃ、落ち着いて」
潤「智にぃ？智にぃ…どうしたの？」
状況が読めず、焦る俺…。
翔「潤も、落ち着こ。ね？２人共大丈夫だから…」
そんな俺と智にぃを翔にぃが宥めてくれた。
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みゅうな(プロフ) - ちぷさん» お読みいただきありがとうございます。そうですね…たくさんあるお話の中の彼らと一緒に現実で揃う日を一緒に楽しみに待ちましょう。ゆっくり楽しみながら更新致しますので、楽しんでいただければ幸いです！ (2021年5月19日 23時) (
レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - RedButterflyさん» お読みいただきありがとうございます。楽しんでいただければ幸いです。 (2021年5月19日 23時) (レス) id: 984ee72405 (このIDを非表示/違反報告)
ちぷ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます。大好きのお話なので嬉しいです。彼ら揃ったところを見られないのは寂しくて仕方ないけどそれでも好きな気持ちは変わらなくてずっと占ツクでお話を探してしまっています。ゆっくりでも更新してもらえたら嬉しいです！ (2021年5月12日 10時) (レス) id: 5d7000c446 (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。楽しみにしています。 (2021年5月11日 19時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - ぴさん» ぴ様 お読みいただきありがとうございます。ゆっくり更新になってしまいますが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 3992cf7183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2021年5月10日 15時
