〇翔 ページ5
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潤「翔にぃ、教科書取いこー」
翔「んー」
帰ってきて手洗いうがいをした後、
一緒に潤の部屋へ。
鞄を漁った潤は数学の教科書だけ取り出して。
「ノートは?」と聞くが「いらなーい」だって。
まぁ良いかって思いながらリビングへ。
翔「お茶飲む?」
潤「んー」
教科書を持ったまま潤はソファへごろり。
温かいお茶を入れてからソファへ向かう。
近くの小さいテーブルにマグカップを置くと…。
翔「うわっ…」
潤「ふふ…」
置くのを待っていたかのように後ろから抱き着く潤。
翔「どうしたの(笑)」
潤「座ってー」
翔「いいけど…」
後ろから抱き着かれたままラグへ座る。
すると潤が座った俺の足に頭を乗せて見上げてきて。
翔「これで勉強するの?(笑)」
潤「そう、だめ?」
潤の甘えん坊さんスイッチが入ったらしい(笑)
まぁ、潤の場合やりたい時にやることが大事。
だから別に寝転がったままでもいいんだ。
どうしても勉強は遅れてしまう潤。
でもそれを駄目なことだと思わないでほしいんだ。
だから楽しく勉強できるなら、何でもいいと俺は思ってる。
そのままの体制で俺が教科書を持って教える。
潤は集中力はある方だし飲み込みも早い。
真剣にうんうんって頷いてたんだけど…。
翔「んで、次にこの公式を…」
潤「んふふ…」
途中で急にニヤニヤしだして(笑)
翔「ん?どうした?」
潤「いや、翔にぃかっこいいなーって」
翔「…次、いくぞ」
潤「あ、照れた?」
そりゃキラキラした瞳で見上げられながら
言われたら嬉しいけど照れるっつーの。
「照れてる〜」て言いながらお腹に顔をうずめてくる潤。
甘えモードみたいだから教科書を置いて頭を撫でる。
潤「きもちー…」
そのまま目を瞑る潤。
寝るかな?って思った数秒後にはすでに夢の中で。
30分位寝かして起こしたんだけどそれからずっと甘えん坊で。
他の3人が帰ってきても「翔にぃ!翔にぃ!」って
お風呂もドライヤーも食事の席も全部俺(笑)
寝るのも「翔にぃと…」って言うから一緒にベッドに入って。
「寝ないで話す!」って張り切ってたんだけど、
割とすぐ寝ついてくれた。
智「どう?」
翔「ん、もう寝たよ」
智「よかった。今日翔に甘えられて嬉しかったみたいだね」
翔「まぁ、普通にしてただけなんだけど…」
智「ふふ、それがいいんだよ。ね〜?」
智にぃがそっと潤の頭を撫でると
「んん…しょ、にぃ…」って寝言(笑)
今日は一日、楽しかったな。潤。
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NOA(プロフ) - 焦らずゆっくりでも大丈夫です!ずっと楽しみに更新を待っていますよ (2021年5月8日 12時) (レス) id: 330ab0f696 (このIDを非表示/違反報告)
空 - そして、みゅうなさんのファンがいることを覚えておいてほしい。私のわがままですが。私はみゅうなさんの書いた小説が本当に大好きです。この小説を書いてくれて、私に人の優しさと愛情を教えてくれてありがとうございます。本当に感謝しています。 (2021年4月9日 6時) (レス) id: 1807a4795e (このIDを非表示/違反報告)
空 - みゅうなさん、お久しぶりです。コメントを送るたび、更新を続けてほしいと願う反面、作者さんの負担になっているのではないかと不安でした。みゅうなさんが決めることに、私が何かを言う権利はないです。でも、できることなら、みゅうなさんの作品は残しておいてほしい (2021年4月9日 6時) (レス) id: 1807a4795e (このIDを非表示/違反報告)
RedButterfly(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています。この兄弟が大好きなので続きが読みたいです。なのでまた読めることを楽しみにしています。 (2021年4月7日 23時) (レス) id: 51dc9e08cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 更新ありがとうございます!いつも楽しみにしています。きっと、色々な思いあるかと思いますが、一読者としましてはこれからも読みたいなと思っています。ここの兄弟が大好きです。また読めることを楽しみにしています。 (2021年4月7日 22時) (レス) id: 2ec53b58cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅうな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時:2019年1月3日 23時