〇誕生日の夜〇 ページ26
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潤「・・一生、大切にするって言ったじゃん」
和「あら、拗ねてる。可愛いね。
大切にするよ？ネックレスも、潤君も」
潤「じゃあ大切にしてよぉ〜・・腰、いたい・・」
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ベッドの中で、裸のままシーツに包まり睨む潤君。
少し見える肩や首元には俺が咲かせた華がいくつも見える。
和「ごめんね？でも、可愛すぎたのが悪いと思うの」
潤「意味分かんない！誕生日なのに！」
和「ふふ、許してよ。水持ってくるね？」
潤「いい！自分で行く！」
そう言って俺に続いて勢いよくベッドから出て来た潤君だけど・・。
潤「あっ・・」
和「おっ、と」
足腰は使い物にならなくてヘタヘタと俺の腕の中へよろける。
自分がよろけたのに赤い顔してキッと睨んでくる潤くん。
和「ごめん、久々に激しくしすぎ・・いてっ」
潤「もう！ばかかず！」
恥ずかしかったようで、ドンッと叩いてくる。
そっと座らせて、額に１つキスを落とす。
和「ほら、大人しく待ってて？お姫サマ？(笑)」
潤「むぅ〜・・」
ふてくされの可愛い姫を置いて、寝室を出る
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潤君は、何気なく言ってくれた。
母親に言われた言葉までは伝えていないから、彼の本心なのだろう
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俺に『生まれてきてくれてありがとう』って。
その言葉が涙が出る程嬉しくて。ほっとして。
――ずっとずっと、求めてた言葉だった。
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和「ふふっ・・」
水をコップに入れながらも、首元のネックレスを思い出しにやける。
誕生日にいつもプレゼントはくれた。
でも、あの言葉と共にもらったこれは・・何よりも特別だった。
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もう、このネックレスがあればどんな事があっても俺は生きていける。
・
なんて、言ったら彼は怒るだろうな(笑)
ーーー「一緒に生きるんだよ、ばかかず」って。
・
潤「・・遅い」
和「そう？普通に持ってきたけど(笑)」
どうやら機嫌が悪いらしい。
まぁ、何されても可愛いんだけどさ。
・
和「ねぇ、潤くん？」
潤「んー？」
・
ーー和「生まれてきてくれて、ありがとう」
・
Fin.
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しょうちゃん(プロフ) - 続きが読みたいです！ (2020年5月19日 23時) (
レス) id: d034f78533 (このIDを非表示/違反報告)
梶 - おもしろかったです！たまに涙が出てくるようなシーンがあって話に夢中でした｡ありがとうございます♪ (2018年5月3日 12時) (レス) id: 11356a9e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2017年8月18日 1時
