2人の少年 ページ42
だいたいここに来て3日がたった。決まった時間に食事をして、医者と話す。
俺は相変わらず口を開かなかった。
ピッと音がして扉が開かれた。
おかしいこの時間は誰も来ないのに……
入ってきたのは2人の少年。
確か、あの時俺の名前を叫んでいた。
「久しぶり、Aお兄ちゃん。て、記憶がないんだったね。」
「俺のこと忘れるとか…寝ぼけてんじゃねぇぞAにぃ…」
『…っ』
まただ、頭の奥をかき混ぜられるようにぐるぐると思考が回る。
まるで俺の脳が必死に2人を思い出そうとしてるみたいだ。
「そんな怯えた目で見ないでよ。大丈夫、何もしないよ。とりあえず、名前だけ教えとくね。お兄ちゃん、僕は緑谷出久だよ。」
「爆豪勝己、はよ思い出せクソ兄貴」
出久……？勝己……？
やっぱり、どこか懐かしい。
ぼーっとしている俺に2人は近づいて、俺の両側に腰掛けた。
「懐かしいな…昔はいつもこうしてたっけ。」
「てめぇは邪魔だったけどな。」
「またかっちゃんはそういうこと……」
ほのぼのとした雰囲気が部屋に漂う。
『ふふっ……』
なんか居心地が良くて思わず笑みがこぼれる。
そんな俺を2人は見つめていた。
「Aお兄ちゃんの笑顔、本当に久しぶりだ。」
緑谷は俺を見て微笑み、爆豪は俺の肩に頭を乗せた。
なんだろう、すごく落ち着く。
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たた最高 - このお話すし❤️ (2022年2月13日 16時) (
レス) @page47 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
青のり(プロフ) - 無気力系塩キャラメルさん» ありがとうございます！今回の作品はいろんな視点から読んでもらいたかったのでその感想が聞けて嬉しいです！ (2018年7月26日 13時) (レス) id: 687cc75f87 (このIDを非表示/違反報告)
無気力系塩キャラメル(プロフ) - 完結おめでとうございます。お疲れ様でした！エンディングがデクたちからだとグッドだけど死柄木くんからだとバッドだし、主人公からだとメリバっぽくて、沢山読み返したくなります！でも死柄木くん好きなので少し切なかったです( ノД`)…次回作も頑張ってください！ (2018年7月25日 23時) (レス) id: ea37632c56 (このIDを非表示/違反報告)
青のり(プロフ) - 慶花さん» たぶんこの小説では相澤先生が1番かっこいいです！更新頑張ります！ (2018年7月9日 13時) (レス) id: 687cc75f87 (このIDを非表示/違反報告)
慶花(プロフ) - さりげなく相澤せんせに惚れました。良いよね、こーゆータイプの夢主とストーリー。どちゃくそストレート変化球好みですわ。ふぁいとです。 (2018年7月9日 6時) (レス) id: ec7af257d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青のり | 作成日時：2018年6月17日 21時
