正体はまだ知られたくない Y.Kawai_05 ページ38
「.....で、何も言えず逃げて来たと」
「うん....」
相方に昨日会ったことを事細かに話した。
あの後私は正体がバレることが怖くなって
少しでも早く目の前にいる河井さんから逃げたくて全力で走って逃げ帰ってきた。
逃げる時に後ろから河井さんの声が聞こえた気がしたけど無我夢中で逃げてきた。
「どうするの？これから...」
「ま、まあ...あの化粧さえしなければバレないし...笑」
「うーん、時間の問題だと思うけど...」
そう言って相方はため息をついた。
それからアインシュタインさんと劇場の廊下ですれ違うことはあっても目を見ることが怖くて
挨拶をするときもあまり河井さんの顔を見れなかった。
それでも河井さんがそれに関して何か言って来ることはなかった。
SNSもしばらく詐欺メイクをする気にならなくて更新しない日が続いた__。
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ある出番終わりに漫才劇場のソファーに座ってスマホを見ていると
『おい』
急に頭上から久しぶりに聞く声がして驚いて振り向く。
「か、河井さん...！おはようございます！」
『ちょっとツラ貸せ』
そう言うと私の腕を強めに掴んで人気のない楽屋に入る。
「えっ ちょっとどうしたんですかっ...？！」
言い終わる前に壁に押し付けられていわゆる壁ドン状態の体制になっていた。
『お前インスタやってるんか』
「えっ？！いやSNS系は相方しかやってませんよ〜！」
無理やり笑顔でそう言ってみたが河井さんは逃がしてはくれない。
『スマホ見せろ』
「い、イヤですよ！河井さんとはいえそれはプライベートなことですし相方も許しませんよ！」
『お前の相方には許可もらっとんねん』
河井さんが今まで見たことないぐらいの剣幕で迫ってくるから私は何も言えなくなる。
「....わかりましたよ」
私は全てを諦めてスマホのロックを解除し河井さんに渡す。
『....一応俺が触るとあれやからお前がアプリ開いて見せてくれ』
その気遣いはできるのかいと思いながら河井さん同伴でアプリを開いていく。
そしてついに私の詐欺メイクを投稿しているアカウントを見せる。
『おま、これ....』
そう言って私のスマホを取って投稿した写真をスクロールする。
はぁ...終わった。
もうこんな嘘つき絶対河井さんに嫌われた。
「これで満足ですか？」
そう河井さんに問いかける。
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がー(プロフ) - ありがとうございます、！！ゆっくりで大丈夫なので楽しみにしてますね！！ (2022年7月14日 1時) (
レス) id: 119bcec416 (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - まるまるさん» わざわざすみません！！ありがとうございます！いつまでも待ちますし、後回しになっても大丈夫ですので、気軽に待たせていただきます！ (2022年7月14日 1時) (レス) id: db6601ed95 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - うたさん» リクエストいただきありがとうございます...！私自身奥田さんに詳しくないので少し情報を集めて小説を書きますのでお時間がかかってしまうかもしれませんが気長にお待ちいただけると幸いですm(_ _)m (2022年7月12日 22時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - がーさん» ありがとうございます...！リクエストもいただきありがとうございます。必ず書かせていただきますので少々お待ちいただけると幸いです(´∀｀*) (2022年7月12日 22時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - もしお時間ありましたら、ガクテンソクの奥田さんのお話書いていただけたら嬉しいです！！ (2022年7月11日 23時) (レス) id: db6601ed95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2022年6月16日 1時
