チャンス R.Hamaie_02 ページ32
『おお〜リリーとAやん！』
「お疲れ様っす」
「...お疲れ様です」
私はできるだけ濱家さんの視界に入りたくなくてリリーの後ろに隠れる。
『そうや、久しぶりにおうたんやし今日飯でも行かんか？』
濱家さんのお誘いに昔の自分だったらすぐに飛びついていたけど今の状況では正直行きたくない...。
濱家さんのお誘いを断ろうと思って私が話し始めるのと同じくらいに
「あー...すいません今日先約があって」
リリーが濱家さんのお誘いを断っていた。
『なんや女の子か』
「まあそんなとこですね、笑」
そんな二人の会話をぼーっと眺めていると
『Aはどうする？』
私に濱家さんが聞いてきて
「あっ...えーっと」
答えられずにいると
「その先約Aとなんで...すいません」
そう言って私の腕を引っ張って濱家さんの横をすり抜けていく。
「ちょっちょっとリリー...！」
「なんや」
「さすがにあのまま行くのはまずいんじゃ...」
「...あーでもせんとお前は濱家さんと行くやろ」
リリーの表情は見えないけどきっと気を遣って濱家さんから私を遠ざけてくれたんだろう。
「...ありがとう」
小さくリリーに聞こえないように呟いた。
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「そういえばリリーは彼女作らないの？」
お互いに行きつけの居酒屋でビールと適当に頼んだおつまみをつつきながら
なんとなく疑問に思っていたことをリリーにぶつけてみる。
「なんやねん急に」
「えっ？...なんか最近どぎつい香水の匂いしなくなったから遊んでないのかなーと思って」
「もしかして...好きな人でもできた？」
そういうと刺身を食べていたリリーの動きが止まる。
「...別にお前に関係ないやろ」
「ええ〜教えろよ〜同期だろ〜〜」
「それよりもAは今でも好きなん？濱家さんのこと」
「...まあそうだね」
「だから正直さっきリリーが強引に連れ去ってくれて助かったよ、笑」
そう言ってビールを無理やり一気に流し込む。
「まあ徐々にでもええんちゃう、忘れるのなんて」
「にしても振ったのに食事に誘うなんてやめてほしいけどねー、余計に諦められなくなる...」
「...困ったら俺のこと使ってええから」
私の顔を見ないで言うリリーはどこか寂しそうに見えた気がした。
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がー(プロフ) - ありがとうございます、！！ゆっくりで大丈夫なので楽しみにしてますね！！ (2022年7月14日 1時) (
レス) id: 119bcec416 (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - まるまるさん» わざわざすみません！！ありがとうございます！いつまでも待ちますし、後回しになっても大丈夫ですので、気軽に待たせていただきます！ (2022年7月14日 1時) (レス) id: db6601ed95 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - うたさん» リクエストいただきありがとうございます...！私自身奥田さんに詳しくないので少し情報を集めて小説を書きますのでお時間がかかってしまうかもしれませんが気長にお待ちいただけると幸いですm(_ _)m (2022年7月12日 22時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる(プロフ) - がーさん» ありがとうございます...！リクエストもいただきありがとうございます。必ず書かせていただきますので少々お待ちいただけると幸いです(´∀｀*) (2022年7月12日 22時) (レス) id: 22a67af544 (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - もしお時間ありましたら、ガクテンソクの奥田さんのお話書いていただけたら嬉しいです！！ (2022年7月11日 23時) (レス) id: db6601ed95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるまる | 作成日時：2022年6月16日 1時
