第１０５話 ページ13
真冬「お前が原因なんだよ、わかってよ」
太宰「おやおや、いつからそんなに偉くなったのかな？」
真冬「偉くなってはいないわ。」
いやぁ、本当にしんどい。
来華「喧嘩はやめてー！」
真冬「アンタも地味にうるさいわ。」
来華「……いいじゃん！」
真冬「もう、ドス君に乗り換えておけば良かったかなぁ？」
来華「こらこら。今更何言ってんのさ」
真冬「だってさだってさ、色々ちょろかったし！」
来華「……で、貴女正直司令塔出来るわけ？」
真冬「えーっと？」
来華「あ、詳しいことは今度会って話すね。とにかく、久々のマフィア活動やしね。」
真冬「ふぅん。」
太宰「私の隠してまで何をする気だい？」
真冬「私にも分からん。でも楽しいことじゃないかしら？」
太宰「へぇ。ご馳走さま。」
来華「私もお腹いっぱい……ふぅ。」
真冬「ん……美味しかったわね。」
・
・
来華「……零さん、無事にここまできましたわ。」
零「お疲れ様。太宰はどうだったか？」
来華「至って普通でしたが、こちらの作戦に勘付いているかと。」
零「想定内ね。じゃあ、ボスが言う通り例の武闘派組織に潜入。」
来華「はい。」
零「ああ、申し訳ないのだけれど、代わりに和泉に行ってもらう。」
来華「…わかりました。」
零「でも、貴女は連絡と指令もやってね。」
来華「っ……はい！！」
零「私が入手した情報では１つの隊で数百人位だなぁ。」
来華「ボスの名は？」
零「ゼロ。」
来華「ゼロ…ね。」
零「まぁ武闘派だからね。きっと君らの異能は歓迎される。和泉はもう潜ってる。」
来華「あとは真冬ちゃんだけですかね。」
零「ええ」
ーー
ゼロ「和泉。お前の友人はまだ来ぬのか？」
和泉「もう少々お待ちを。」
ゼロ「真冬って言ったか」
和泉「はい。彼女は可愛いですし、諜報には向いております。」
ゼロ「ほう…異能力の情報を盗りに行ったのか。」
和泉「ええ。……ですので何も問題はありません。」
ゼロ「……和泉。」
和泉「はい？」
ゼロ「紅茶が欲しいな」
和泉「了解。」
ーー
真冬「……変な事件ね」
蟒蛇「ですね。」
森羅「んー、確か一般人裏社会の人間関係なく暴行を受ける事件がありましたよね。」
蟒蛇「そ、その事件や。」
森羅「しっかし、これくらいならマフィアだけで足りるだろ。」
蟒蛇「んで、国木田さん。この作戦は向こうは誰を出してくるんですの？」
森羅「森さんだからな…強い戦闘系の異能者でしょう。」
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作者名：黄泉 | 作成日時：2018年10月11日 18時
