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第28話 ページ31

緊急手術。

私の作戦とはいえ……怖いな。

マユ「大丈夫だ。出血に関しては問題ないそうね。」

冬華「でも、私のせいで……治が!」

どうしたら……いいの。
ごめんね、治。

マユ「でも冬華。ステッキ……どれくらい使ったんだ?」


冬華「……私。」

ああ、体調が悪いのをすっかり忘れていた。
頭が痛む。吐き気がする。

世界が回る。回る。

マユ「……!誰か!!」

近くにいた看護師さんを呼び止めた。
看護師さんは驚いた顔をして電話をしていた。


看護師「大丈夫?どうかしたの?」

マユ「急に体調が悪い……と。」

看護師「集中治療室……いえ、救急に運びます。」

マユ「手伝います!」

近くの看護師さんと一緒に冬華を担架に乗せた。

冬華「ごめん……なさい。」

そう呟き目を閉じた。

マユ「冬華!」

看護師「貴女はここにいて下さい。」

マユ「あの、さっきの男性と同じ部屋にしてください。お願い…します。」

看護師「分かりました。……きっと大丈夫ですから。」

マユ「……はい。」

双葉「あのっ……先輩……は?」

マユ「倒れた。」

双葉「……!」



ーー数時間後

医師「彼はなんとか無事ですよ。とりあえず1日だけICUに入れます。意識が戻るのは少しかかりそうですね。」

マユ「はい。」

双葉「……あの、先輩は……。」

医師「彼女は……意識が戻るか……私どもには全く。」

双葉「そんなっ!!」

医師「……そうなりますよね。」

双葉「……これって……全てが老化……何これ!」

医師「あっ……原因が…分からず…申し訳ありません。……全力は尽くします。」

双葉「そんな……先輩……!」

ーーー翌日__2人部屋

マユ「……双葉さん。大丈夫、きっと起きる。」

双葉「です…よね。」

マユ「ええ。」

するとベッドが運ばれてきた。
太宰さんが眠ってる。

双葉「………。」

橘「……先輩。」

双葉「レイちゃん。意識が戻らないの。」

橘「は……?」

これまでの経緯を説明した。
原因不明で倒れたこと。

起きるのかすら不明だと言うこと。


太宰「ッ…。」

マユ「起きたようね。太宰治さん。」

太宰「君は……何でも屋?」

マユ「ええ。目覚めてよかったね。」

太宰「お陰様で。」

まだ、弱っている。苦しそうだ、

マユ「貴方の恋人も倒れてね、そこに居る、」

太宰「冬華……が?」

マユ「もう二度と目覚めないかもね。」

太宰「そ、んな。」

マユ「……残念ね。」

残念、と言ってみたが本当は目覚める方法ある。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:黄泉 | 作成日時:2018年7月21日 20時

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