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第26話 ページ29

橘「真逆、スナイパーが自分の恋人の部下に変わってるとは思わんだろう。」

サト「……ですね。」

橘「……2発撃つよ。1発は太もも。2発目は体に。」

サト「銃弾を補充する時間が……。」

橘「その為に今日は二挺持って来たのよ。」

サト「失敗はできませんね。」

橘「任せなよ。」

サト「なるべく男性に見せちゃおう。」

橘「うっ……おい!」

ーー路地裏

太宰「ふぅん、此処が襲われたっていう路地裏か。」

冬華「そうですね。」

?「……帽子。」

太宰「探し物はこれかい?」

いつの間にか帽子をくるくると回していた。

冬華「……貴方が噂のドストエフスキーですか?」

魔人「ええ、そうですよ。」

冬華「貴方の用意したモノは最高ですね。あ、例の毒について教えて貰える?」

魔人「そうですね……それはある犯罪者の異能力ですよ。ウイルス型のね。」

太宰「二つの組織の長に埋め込んで潰し合いをさせるのか。片方を消すしかない……森さんを消すのか…。」

魔人「ええ。貴方の異能も効きません。無駄ですよ。」

冬華「うーん、私は攻略方法……わかったんだけどなぁ。流石に此処は……。」

万「冬華それは私も同意見だ。異能者に任せよう。」

冬華「管理人。少し仮面の暗殺者を真似したでしょう。」

万「……バレていましたのね。」

冬華「私が気付かぬとでも?」

太宰「喧嘩はよしてくれ。話が一向に進まない。」

万「……今回は治癒ステッキは使わないのね。此れさえあれば1発よ。」

冬華「今回は要らぬ。だが、 これから“私”は狙撃に遭う。だから、借りておく。」

万「いいねぇ、正直者は。」

冬華「邪魔しないで。此方が見えないわ。」

万「ああ。」

魔人「?」

太宰「ふ…冬華?」

彼女(声的には若い女性だった。)は全てを理解したかのように冬華のそばへ降り立つ。

魔人「……お話は以上ですか?」

冬華「ああ。そうでした…社長を消せば森さんは助かるのね。」

魔人「…そうですよ。」

冬華「……貴方の目的は?」

魔人「目的?」

冬華「ええ、貴方の目的ですよ。……私、異能者ではなく魔法少女なんで。」

万「……冬華。」

冬華「私の考えを読みきったのですか。」

万「私はこれ以上の深入りを止める。ステッキが必要なら声をかけな。」

冬華「……はい。」

魔人「……終わった?」

冬華「すみません。」

ナナ「不幸だねー不幸だねー、」

遠くで誰かが呟いた。フレーズ的にきっと管理人だ。
何をしに来たんだろうか。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:黄泉 | 作成日時:2018年7月21日 20時

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