検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:1,660 hit

第23話 ページ29

雪野「……どうしたの?」

美桜「よばれてるの」

雪野「はあ?」

美桜「ごめん、なさい。すぐ帰るから。」

清光「主。」

美桜「そうだ、あの子からお金もらってるから……病室で食べるお菓子買いに行こうか。」

清光「うん!」




美桜「…好きなの買っていいよ!」

清光「いいの?」

美桜「うん、一乃がたくさんくれたから。……冷蔵庫もあるだろうし、ケーキと飲み物買いに行こうよ。」

清光「いいね!……でも、今日はゆっくり休まないとね?」

美桜「でも、あの……扉」

清光「気になる?」


美桜「うん、だって、皆……こっちを呼んでるの」

清光「で、でも……あまり耳を貸すと…」

美桜「……でも、聞こえて来ちゃうもの。……仕方ないでしょう?」

清光「……ねえ、主。」

美桜「?」

清光「医者がね、主の霊力は尽きかけてるって言ってたんだけど……なんで顕現解けないの?」


美桜「ああ、それは……秘密です。それよりもケーキ、買いましょうか。」


清光「うん…」

美桜「よーし。何種類か買っちゃおうかな。」


**



清光「主、おはよう。」

美桜「?」

清光「2週間寝てたよ?」

美桜「え。なんで!?」

清光「ケーキ買って、食べたあと?歩き回って疲れちゃったんでしょ?多分だけどさ。」

美桜「……あれ、そうだっけ?」

清光「ごめん、ゆっくり思い出してくれたら良いからさ。」


美桜「そう……。」


**

一乃「えー!?良いじゃん?!」

シャオ「だめだ。大体何故堕ちてしまった刀剣男士を助ける?」

一乃「助けたい、というのは私の意見ではなくて美桜が良いそうだから……。」

シャオ「それで?」

一乃「そう言われたときの対策!」

シャオ「対策?」

一乃「そうそう……じゃあこっちはうまくやるね?」

シャオ「いってらっしゃい。……無理はするなよ?」

一乃「あらぁ?シャオ、貴方としては優しい声かけじゃない?」

シャオ「そうかなあ?」

一乃「ふーん、じゃあ見てなさいよ。」

シャオ「好きにするといい。」





雪乃「いいんですか、シャオ?」

シャオ「いいんだよ、一乃と守護輝士は…強いからね。」


雪乃「そうですね、信じてますから。……双葉ちゃんの目…」

シャオ「やっぱりだめだったか…」


雪乃「はい……。あの医務部でも、お手上げですって。」

受けた因子が、ずっと視力等に関係する部分に入り込んでいる。
普通は、一回で回復するのだが、彼女の場合は恐らく心身的な方だろう。

第24話→←第22話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:女審神者 , PSO2 , 刀さに
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黄泉 | 作成日時:2020年1月16日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。