第２０話 ページ26
シャオ「じゃあ、ついて来て。」
双葉「はい、シャオ。」
シャオ「沢山手伝ってもらうからね。」
双葉「……勿論です。あっ、シャオ、ちゃんと連れて行って下さいよ！」
＊＊
一乃「……ふーん。」
アフィン「……美桜が言ってたんだが、美桜の刀剣男士？はフォトンの割合が高いって」
シエラ「うーん、データを見る限り“霊力”と呼ばれる能力が開花してますし……あー……割合自由に操作してますねえ。」
アフィン「あ、相棒…」
一乃「生まれた時からそうだったもんね。」
アフィン「生まれた時？」
一乃「すぐわかるわよ。」
シエラ「ああ、あの人の出生については、ね。」
一乃「ひみつ、だよ。」
アフィン「秘密……？ってそろそろ戻らないと」
一乃「あら、それじゃあまたね。」
アフィン「ああ、またな。」
＊＊
美桜「……そう、双葉は目が…」
アフィン「ああ。でもまあ、元気でやってるよ。」
美桜「そう、それなら安心ね。」
アフィン「なあ、たまには此処の刀剣男士と交流を持つべきだ。」
美桜「そうだね。……ねえ、アフィン？」
アフィン「いや、それは自分でなんとかするべきだろう。」
美桜「は、はい……」
・
美桜「……あれ……道…」
乱「あれっ、主さん？」
美桜「あ、乱。」
乱「どーしたの？」
美桜「うーん、髭切達に会いに行こうかなって。」
乱「そっちは粟田口の部屋だよ？」
美桜「あ、本当だ…」
乱「もー！ちゃんと地図表示してるのに！しっかりしてー」
美桜「あ、うん」
・
乱「髭切さーん」
髭切「おや、珍しいね？」
乱「主さんがね、会いたいって！」
美桜「あ、会いたいというか……交流だし。」
髭切「それでも嬉しいよ。」
膝丸「それなら茶を入れなければ。」
美桜「あ、ありがとう…」
髭切「にしても、あの子がいないとあまり話せない？」
美桜「……うん」
髭切「自分の家なんだから、そんなに固まることないと思うよ？」
美桜「分かってる……」
乱「もー、主さんったら可愛いんだから！たまにでいいからさ、少しは部屋の外に出てみなよ！大半の刀剣男士が主さんの顔知らないんだよ？」
髭切「最近はアフィンの方が顔を見せてくれることの方が多いな。」
美桜「そうなの？」
鶴丸「おっ、審神者執務室にいないと思ったら……珍しいな。」
美桜「悪い？」
鶴丸「いやいや。俺たちの審神者が交流しようという意思が見えて嬉しい限りさ。」
美桜「そう……。」
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作者名：黄泉 | 作成日時：2020年1月16日 22時
