弱虫ペダル×体調不良3 (ページ24)

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新開(隼人)×ストレス⑧ ページ24

荒北side

マジで意味が分からねえ。

辛そうだから見ててやったら邪魔だ？

何様だよ。

あの場にいてもイライラして喧嘩にでもなるかと思ったので新開を置いて来た。

荒『チッ』

思わず舌打ちをする。

授業に戻る為に教室に向かう。

教室に着き、入る。

先『荒北君！新開君は大丈夫だった？』

荒『トイレで辛そうにしてたんすけど、本人が出て行けと言うので置いて来ました。』

先『まあ...』

周りのクラスメイトも動揺する。

東堂なんて目を見開いてびっくりした顔をしていた。

荒『少ししたらもう一回行きますよ。』

先『そうね、こちらに来ないようだったら私も一緒に見にいくわ。』

授業が再開された。

10分程経ったが新開は来ない。

まあ来れねえだろうな。

腹立つけど見に行ってやるか。

荒『先生、新開戻って来ないんで見に行って来ます。保健室にまだ行ってなかったら連れて行きます。』

先『そうね、一度様子を見て来てくれる？』

東『先生、僕も行ってもいいですか？』

先『2人の方がいいわね、東堂君もお願いね。』

東堂も着いて来ることになり教室を出る。

荒『なーにが僕も行っていいですか？だ。』

東『んっ...それは...先生の前で俺っておかしいだろ！』

荒『へいへいいい子ちゃんでちゅねー。』

東『なんだその言い方は！』

くだらないやりとりをしながらトイレに向かう。

中に入るとまだ個室は閉まっていた。

東『隼人ー？』

返事はない。

でも中はあいつだろ。

開けたくねえってか？めんどくせえ。

東『いるのだろう？隼人？』

東堂が再度呼びかける。

コンコン

声は聞こえなかったが扉のノックだけが帰って来た。

荒『おい、新開、お前いつまでそこにいるつもり？』

東『隼人？気分はどうだ？開けてくれないか？』

俺達が声をかけても返事はない。

荒『お前いい加減にしろよ。別に俺ら暇でこうやって来てる訳じゃねえんだけど。』

東『おい、荒北...隼人？返事をしてくれないか？』

ったくなんなんだよ。

全く返事が返ってこない。

荒『保健室行かねえの？いつまでもそこにいるつもり？そんなとこにいたいわけ？』

東『まあまあ...隼人ー返事してくれよ。』

しばらく沈黙する。

ガチャ

個室の鍵が開いた。

手をかけて中に入る。

荒『オメェいい加減に...ってどした！？』

中にはガタガタ震えながら俯く新開が居た。