嫉妬大作戦

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あさってなんでこんなにもねむいんだろか


母「起きなさーい！」


A「後、五分だけ･･･」


母「もう8時よ！」


もう8時…もう8時!?


A「なんでもっと早く起こしてくれなかったの！？」


母「起こしたのに起きなかったのが悪いんでしょ」


A「着替えるから出てって！」



自分でも驚くぐらいのスピードで急いで着替える


髪も適当にアイロンで伸ばして外においてある自転車に乗って行く



なんだかんだうちからは自転車で行くほうが早いんだよね(急いで漕いだらだけど)


そうしてついたのは校門遅刻1分前


あっぶねー


今まで遅刻回数０の記録が意味なくなるところやった


自転車置き場に自転車を置いて靴を履き替えて階段を登ろうとすると締まりかけの教室のドアが


ちょっと興味を持ったから中をこっそりのぞいてみると


A「嘘やろ･･･。」


紫耀が知らない女子と二人で居った



いやまあ別ほかの人といても平気やけど


…いや、きょりちかくね


最近なんか冷たいなと思ってたらまさかこういうことか



二人にばれないようにこっそりドアから離れて急いで階段をかけ上がる


ガラッ


A「みんなおはよー！」


なるべくさっき見た時の動揺を隠して元気に挨拶をする


「おはよーA、今日も元気だねー」


そういうみんなに返事をして席につくと


環奈「なんかあった？」


A「何、急に。別に何もないけど」


美桜「嘘つき。思いっきりカラ元気になっとるよ」


A「マジで？」


廉「ほんまわかりやすい奴やわ」


A「お前に言われたないわ」


廉「なんやて！」


大吾「まあ、廉落ち着いて」


A「廉のほうこそ何よ！」


環奈「Aも落ち着いて」


一回深呼吸をして気持ちを落ち着けてから


A「今日は歌うぞ！みんな今日空いてる？」


『うん/おん』


A「一緒に、いける？」


美桜「当たり前」


廉「どこの行く？」


A「いつものところでいいんじゃない？あそこならみんな会員だし」



環奈「ストレスがたまってんだったらそこで発散しな」



A「はいはーい」



そう返事をした瞬間に担任が入ってきて慌てて席についた



朝のホームルームが進んでいって先生が連絡事項を言っているときに


ガララ


後ろのドアが開いてみんながそっちのほうに目を向けると



A「…紫耀」


若干朝見た時よりも乱れている制服


嫌なことが思い浮かんだけどすぐにかき消した


まさかね

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