弱虫ペダル×体調不良 (ページ21)

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真波×ストレス⑤ ページ21

真波side

ついに我慢できなくなって部室で戻しちゃって、新開さんと福富さんはびっくりしてた。

ごめんなさい...ごめんなさい...

体がガタガタ震える。寒い。

新『おいおい、気持ち悪いか？大丈夫か？』

新開さんが背中をさすってくれる。

もう我慢の限界は超えていて、戻し続ける。

真『...ッエ...ハアッ...！ッウウ！ゲェーーッ...ハアッ...ハアッッオエー...！ハアッ...ハアッ...』

ただ、吐き気と共に腹痛がひどくなって来た。

真『っ...と...いれ...いきます...ハアッ...ハアッ...』

何とか立ち上がり、トイレに行こうとする。

新『ほら、肩貸すから。大丈夫か？』

新開さんが肩を貸してくれて、トイレまでやっと来れた...

すぐに座ると酷く下していて辛くて涙が止まらない。

オレってこんなに弱かった？

新『真波、外で待ってるから落ち着いたら出ておいで。』

新開さんは気を使ってくれて、外で待ってると言った。

しばらく座って出し切ったら腹痛は落ち着いた。

出ようと決め、立ち上がった瞬間すぐにまた吐き気に襲われた。急いで便器に顔を埋める。

真『っう...ゲェ!...パシャ...ハアッ...ハア...』

新『おい！真波！中を開けろ！』

新開さんが戻ってきた。

辛すぎて、助けて欲しくて鍵に手を掛ける。

ガチャ...

鍵が開きすぐに新開さんと福富さんが入ってくる。

真『...！ゲェーっハアッハアッハアッ...ウエッ...！』

また戻してしまう。新開さんが背中をさすってくれる。

新『全く早く呼べよ。』

それから何分戻し続けたか分からない。

戻した物を流し顔を上げる。

福『口をゆすげ。真波。』

福富さんが水を差し出してくれるが手に力が入らない。

新『寿一それ貸して。ほら、真波。』

力が入らない事を察したのか新開さんがオレの口元まで水を持って来てくれる。

真『...すみま...せ..ハアッ...ハアハア...ごめんなさい...』

声にならない声で謝る。

新『無理して喋らなくていいから。』

新開さんは背中をさすり続けてくれる。

福『熱はないな。』

福富さんがオレのおでこに手を当てる。

そりゃあ熱ないよ...風邪じゃないから...

新『なあ、真波。なんかあったんだろ？』

新開さんが暖かい声でオレに話しかける。

頷くことしかできない。

新『今はいいけど、落ち着いたら話してくれよな。』

また頷く。

その後オレは2人に抱き抱えられ保健室に行き、着替えて寝かせてもらった。