弱虫ペダル×体調不良 (ページ18)

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真波×ストレス② ページ18

真波side

真『...ッ...いたっ...ハアッ...ウゥ...』

あまりにもお腹が痛く部室に入るのを辞めて、お腹を押さえながら急いでトイレに向かった。

真『...！ハアッ...ハアッ...いた.....い....フウ...』

それから30分は格闘した。

やばい...部活に行かなきゃ...

もう...嫌だ。こんなオレ...

本当はまだトイレにいたかったけどそろそろ部室に向かわなきゃ...

お腹は痛いけど、立ち上がった。

何とか部室に着き、扉を開ける。

真『おはようございま～す。また遅刻かあ...へへへっ...』

笑いながら入る。

気にしないようにしてたけど数名の部員に睨まれた気がした。

福『真波、少し話がある。』

いつもなら遅刻を注意してくる福富さんに、今日は話があると言われた。

流石に怒られるのかな。

それもそうか。

真『ハイ...』

福『では、先程のメニューで準備ができ次第、確実練習だ！真波は残れ。』

部員『ハイ！！！』

真『ハイ。』

それぞれが練習の為に準備をし、動き出す。

気づいたら部室にはオレと福富さんと新開さんの3人だけだった。

福『真波。そこに座れ。』

真『ハイ...』

指を刺された席に座る。

福『新開とも、もちろん他の部員とも話していたが、最近のお前は何だ？インターハイが終わってから更にたるんでないか？』

新『ちょっと寿一...言い方がキツイよ。』

真『そうですよね～...すみません。』

分かってる。言われなくてもオレが1番分かってる。

福『俺たちはインターハイで敗北した。3年に来年などない。だが俺たちはお前が出るであろう次のインターハイで勝って欲しい。だから強くなって欲しいんだ。なのに、最近のお前は毎日部活を遅刻、やる気がなくなってしまったのか？』

いつになく真剣な目をする福富さん。

やる気がなくなった？そんな事はない。

ただ...ただ...体ついてこないんだ。

だけどそんな事は言えない。

チラッと目があった新開さんも怒っている目をしていた。

体が震えてくる...激しい腹痛もぶり返してきた。

かなり痛い...

ただこの状況でお腹は抑えられない。

寒気がする。鳥肌が立つ。思わず下を向いてしまう。

福『どうなんだ！返事をしろ！真波！』

新『寿一、まぁ落ち着け。真波、もう部活は嫌か？』

福富さんがかなり怒ってる。

返事しなきゃ...

でも...お腹が痛い。痛い！痛すぎる...

真『すみません...』

オレは怖くて目を合わせることもできないまま謝った。