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51.ただいま ページ5

試合開始を告げるホイッスルがフィールドに響き渡った。
開始早々、ヒロトがボールをカットしたが、灰崎がヒロトからボールを奪おうとケンカを始めた。
灰崎に気を取られて不意をつかれたヒロトは、ボールを取られてしまう。

そのまま、相手チームのダスト・ゲイルズにパスがつながってしまった。
「レクイエムダスト‼︎」
強力なシュートが放たれ、一瞬西蔭反応が遅れてしまいボールがゴールに突き刺さった。

その後も、西蔭の王家の盾では防ぎきれなかった。
「くそっ…」
悔しそうに拳を地面に叩きつけて、唇を噛みしめる西蔭。

日本は2点リードされたまま、前半戦が終了した。選手一同はぐったりしていた。
マネージャー達は少しでも雰囲気が明るくなるようにドリンクを配るたびに、ひとりひとりに声かけをしている。

ドリンクを配り終えたAはベンチに座って、背もたれに体を預けた。
「…はぁ…」
「戸ヶ崎さんがため息なんて珍しいですね」
「そりゃあ…ため息もつきたくなるよ……ってうわっ!」

ため息をついたAの上から聞き覚えのある声が返ってきた。
顔を上げたAの視界に入ってきたのは、赤紫色の髪。Aが驚いてベンチからずり落ちた。Aの目の前に現れた人物は…戦術の皇帝 野坂だった。

Aの大声により皆が振り返った。
皆、驚いたように目を丸くして野坂のもとへ駆け寄っていった。
「おかえり!野坂!」
「ただいま」
明日人が嬉しそうに言うと、野坂は笑みをこぼした。

皆、喜んでいたが数人、喜んでいない者もいた。
(ちっ…また増えた…)
誰にも聞こえないよう舌打ちをした一星。

ある光景(ビジョン)を妖術を使って見たエマ。前髪でどのような表情をしているのかわからないが、エマの瞳は絶望に染まっていた。妖術を使って、彼女が見た光景それは__自分の友が空亡に取り込まれた瞬間だった。

52.友を助けに→←50.不吉な予感


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加奈子(プロフ) - 星野結花さん» ありがとうございます! (2019年12月1日 21時) (レス) id: a62379125a (このIDを非表示/違反報告)
星野結花 - この小説すご〜く好きです!これからも頑張って下さい!応援しています(*^_^*) (2019年12月1日 10時) (レス) id: 09968e6ae8 (このIDを非表示/違反報告)
加奈子(プロフ) - りんねさん» 楽しんでいただけて幸いです! (2019年6月14日 20時) (レス) id: a62379125a (このIDを非表示/違反報告)
りんね - 妖怪ウォッチもイナズマイレブンも大好きだから見てて楽しいです! (2019年6月14日 20時) (レス) id: e73a160d29 (このIDを非表示/違反報告)
コロニャん - 返信ありがとうございました! (2019年6月8日 13時) (レス) id: d3d7c71152 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:加奈子 | 作成日時:2019年4月4日 19時

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