72.キープレイヤー ページ26
＿＿試合開始＿＿
『ついに始まりました！FFI予選準決勝！今回はイナズマジャパン対サウジアラビア！今後どのような試合になるのでしょうか‼︎』
試合は日本からのキックオフで開始された。
野坂を筆頭に順調にパスが回されていく。
ボールが一星に渡った時、サウジアラビアの選手にすれちがった時、一星が何かを囁いた。
「今回はDFの吹雪と風丸がキープレイヤーだ。そのふたりを集中的に狙えば_「黙れ無能が」
『無能』その一言に言葉を詰まらせる。
相手選手のタックルを交わして無言で風丸にパスをまわす。
風丸がボールを受け取ると、サウジアラビアの選手達が足を狙って強烈なスライディングを仕掛けた。
今までの特訓でラフプレー対策をしていたため、軽々と交わす風丸。
「あからさまに足を狙ってますね」
「うまく避けてるけど…大丈夫かなぁ…」
心配そうに風丸を見つめるA。
激しいラフプレーが続く中、風丸が一瞬だけ目をつぶった。その一瞬の隙をサウジアラビアの選手は見逃さなかった。
次の瞬間スライディングが風丸の足に命中した。
「風丸くん‼︎」
Aは慌ててフィールド内に入り、うずくまっている風丸の側に駆け寄る途中、救急箱を持って後ろから走ってくるエマが声を張り上げた。
「A先輩！避けてください‼︎」
エマの声を聞いて立ち止まったAの真横にサウジアラビアの選手が蹴ったボールが飛んでくる。
驚きのあまりその場で固まっていると、近くにいた吹雪がAに当たる寸前の所でボールを蹴り返した。
「ありがとう…吹雪くん…」
「Aさんにケガがなくてよかったよ」
そう言って俗に言う王子様スマイルをAに向ける吹雪。Aは微笑んでお礼を言った後、風丸に肩を貸してベンチに戻っていった。
事の一部始終を見ていたサウジアラビアの選手が舌打ちをしていた事なんて、誰も知る由もなかった。
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加奈子(プロフ) - 星野結花さん» ありがとうございます！ (2019年12月1日 21時) (
レス) id: a62379125a (このIDを非表示/違反報告)
星野結花 - この小説すご〜く好きです!これからも頑張って下さい!応援しています(*^_^*) (2019年12月1日 10時) (レス) id: 09968e6ae8 (このIDを非表示/違反報告)
加奈子(プロフ) - りんねさん» 楽しんでいただけて幸いです！ (2019年6月14日 20時) (レス) id: a62379125a (このIDを非表示/違反報告)
りんね - 妖怪ウォッチもイナズマイレブンも大好きだから見てて楽しいです！ (2019年6月14日 20時) (レス) id: e73a160d29 (このIDを非表示/違反報告)
コロニャん - 返信ありがとうございました！ (2019年6月8日 13時) (レス) id: d3d7c71152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：加奈子 | 作成日時：2019年4月4日 19時
