48、お見舞い ページ49
円堂たちと豪炎寺のお見舞いへ向かったA。
病室へお邪魔すると、既に鬼道がいた。
貴女「お邪魔しまーす。ってあれ?鬼道さん!」
円堂「お!何だよ鬼道。先に来てたのか!」
風丸「ここは病院だぞ。あまり大声を出すなよ円堂、A」
鬼道さんと豪炎寺さんはすごい仲良いからな。二人で話したいことだってたくさんあったんだろう。
明日人「豪炎寺さん!お見舞いに来ました!」
剛陣「だから、病院で大声出すんじゃねーよ明日人!田舎者と思われるだろうが!」
岩戸「剛陣先輩も充分大声でゴス」
剛陣「ん?」
貴女「それに、病院で大声出したら田舎者って思われるんですか?」
病室にみんなの笑い声が響く。
鬼道「一気に賑やかになったな」
豪炎寺も満更でもなさそうに笑った。
円堂「豪炎寺!完璧に怪我を治して戻って来い!俺たちイナズマジャパンは、必ず世界に行くからな!」
豪炎寺「円堂…」
剛陣「もっともその時は豪炎寺さんに代わってこの剛陣鉄之助が、エースのポジションに居座っているだろうけどな!」
剛陣が自分に親指を向けながら自信満々に言った。
…が、病室に微妙な空気が漂った。
剛陣「おい何だよこの間は!」
氷浦「すみません…。あまりにいきなりのボケだから、ツッコミが遅れてしまって…」
剛陣「別にボケてねーよ!」
明日人「あ!でも剛陣先輩と豪炎寺さんって、名前はちょっと似てますよね!」
坂野上「本当だ!「ごう」と「じ」がかぶってる!」
剛陣「そこじゃねえ!」
再び病室に賑やかな笑い声が響いた。
貴女「…でも、剛陣先輩の意気込みは確かに凄いですよね。私たちもそのくらいの勢いで頑張らないと」
今日も今日とて前向きな剛陣を尊敬するA。
剛陣「そうだよな!」
豪炎寺「ああ。任せた。…A。お前にも期待しているからな」
貴女「‼」
豪炎寺「男共に負けないという決意表明はこの前見せてもらった。それが口だけにならないようにな。油断は禁物だぞ」
貴女「…はい!頑張ります!」
厳しいことを言われているようだが、豪炎寺の言っていることはもっともだ。
それにこれは豪炎寺なりの応援だということはAにも分かっていた。
プレッシャーも感じるが、自分に期待してくれていることが何より嬉しかった。
私もジャパンに貢献できるようによりレベルアップしないとな。
誰にも負けてられないや。
まずは、試合に出られるようにならないと。
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作者名:紅葉 | 作成日時:2019年5月27日 23時