天使(仮)の人生は平穏無事とはいかない。【オリオンの刻印】 (ページ5)

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4、優しい人たちページ5

明日人「Aは、アレスを終わらせようとしたじゃん！」

野坂「そうだよ。アレスの天秤に終止符をうつことができたのは、君のおかげでもある。」

Aはそんな伯父のやり方が間違っていることを世間に証明するために、奮闘した。

FFでの王帝月ノ宮との決勝戦では、自身の新必殺技を発動し、勝利に貢献したりした。

結果、アレスなどなくても良いということを世間に知らしめることができた。

アレスプログラムも無くなり、御堂院も大人しくなり、平和な日常が戻ってきた。

それで終わりだったが、Aは未だそのことを忘れられずにいた。

貴女「…そう言ってもらえると…」

ただ、みんなは心の底からAに非はないと言ってくれるので、Aも少しずつ安心はしてきている。

灰崎「茜も気にしてないんだと。」

貴女「…茜ちゃん…。」

アレスの天秤が終わった後、Aはアレスに関わってきた人たちの元へ次々と謝罪をしに行った。

宮野茜、王帝月ノ宮の人たちなど。

だがそのたびに気にするなと言われるものだから、Aも優しい人たちだとしみじみ感動していた。

そしてそのたび友好関係も広がっていった。

だが御堂院は自分の伯父。身内の誤ちだからこそ、Aはこの一件を無かったことにはしまいと心に誓っていた。

今は御堂院とは連絡一つ取り合えていないが。

灰崎「…で、具合はどうなんだ？」

野坂「心配はいらない。しっかりと治して戻ってくるから、待ってて。」

貴女「…うん。待ってるね！」