30、選手交代 ページ31
剛陣は張り切ってウォーミングアップをしていた。
万作「まさか自分が出るつもりじゃ…」
風丸「そのまさかだな」
他のメンバーも呆れ顔だった。
趙金雲「選手交代です。豪炎寺くんに代わって…」
趙金雲の声で剛陣はものすごい速さで滑り込んできた。
趙金雲「ヒロトくん、出番です」
剛陣「何ぃ⁉」
剛陣は派手にずっこけたものの、気をとりなおしてヒロトにエールを送った。
剛陣「気合い入れていけよっ!俺は温存されとくぜ!」
砂木沼「剛陣、前向きだな」
めげない性格の砂木沼も、剛陣のその精神に関心していた。
貴女「本当!ポジティブシンキング、流石ですね!」
何より、Aが尊敬の眼差しを向けていた。
剛陣「いやあ〜ポジティブさならAだって負けてねぇよ!」
剛陣は照れたように「へへっ」と笑った。
坂野上「お…お二人は何か似た者同士ですね」
そんな二人のやりとりを坂野上が苦笑いしながら見ていた。
吉良「最初から入れときゃいいんだよ。世界がひれ伏す、このゴッドストライカー様をよ」
ヒロトが自信たっぷりにフィールドへ歩き出す。
灰崎「笑わせんぜ、ゴッドストライカーだと?」
灰崎はそんなヒロトへ嫌味を言った。
吉良「言ってろ。俺様の足引っ張んじゃねぇぞ。フィールドの悪魔さんよ」
二人の間で火花が散っている。
貴女「…あら?な、何か…雲行きが怪しい…」
Aはそんな二人を見て不安になった。
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作者名:紅葉 | 作成日時:2019年5月27日 23時