6話 サラとソウくん ページ7
A視点
俺たちも探索に行こうかとなった時、カンナちゃんを看病しているレコちゃんが話しかけてきた。
レコ「サラ。危なくなったら逃げてこいよ？体張る仕事なんて男共にやらせればいいんだ。あーでも、そこのニット帽もやしっ子と高校生には荷が重そうだな…お前らも逃げろよ、ちゃんと。」
サラしか心配してないのかと思ったら、そうではないみたい。
俺やソウくんのこともちゃんと心配してくれてる。いい人かも。
ソウ「ひ…ひどい言い草だなぁ…あはは。」
A「いざとなったら守るよ、2人とも。だから安心して。」
ナオ「頑張ってくださいね！」
A「ありがとうございます。」
そんな会話を交わし、今度こそ探索に出掛ける。
未探索の通路は三つあってひとつはケイジさんとジョーくんペア＋カイさんとQタロウさんペア。
ひとつはミシマ先生、ギンペア。
最後のひとつは誰も行ってない…普通に考えたら、誰も行かなかった方なんだけど。
サラ「とりあえず、この通路に行ってみよう。」
サラも同じ考えのようで、誰も行かなかった方を選んだ。
その道は食堂に繋がっていた。
ソウ「ここは…食堂みたいだね。
もしかして、誘拐犯はここでボクらに食事をしろとでも言いたいのかな。」
A「流石に食事をする気にはなれないな。」
さっき血を見たばかりだし、何より…親友を失ったから。こんなに食欲が湧かないのは初めてだなー。
サラ「もう大丈夫なのか？」
A「うん。心配してくれてありがとね。」
何かを察したのか、サラが心配そうな目で見つめてきた。
乗り越えた訳じゃないし、辛くないって言ったらウソになる。なんなら気力も湧かないし、今こうして探索しているだけで精一杯。
でも、大好きな親友に、立派に生きるって誓ったから。なんとしてでもここから脱出しないとな…
ソウ「取り敢えず、探索してみようか。」
ソウくんのその一言で、俺たちはバラバラになりそれぞれなにか手がかりが見つからないか探索をする。すると、机の上にダーツが置いてあるのを見つけた。
どこかで使うかもしれないし、ポケットに入れて持ち歩くことにしよう。
サラ「こんなものを見つけたんだが…」
A「ん、なにそれ。ジッポライター？」
ソウ「そうみたいだね。」
A「ソウくんだけに？」
A「続けてください。」
無言…辛い…
つまらんとか言われるより無言の方が辛いよね、こういうのって。
あーもう…ほんとすいませんでした。
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もみじ(プロフ) - コメントありがとうございます！最初に親友殺したのをこれでもかってくらいに後悔してます(´･ω･`) (2021年10月6日 22時) (
レス) @page1 id: 3db76492db (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 綾瀬くん…！幸せになって…！ (2021年10月6日 22時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もみじ | 作成日時：2021年9月5日 22時
