26話 お姉ちゃん ページ28
A視点
A「スポーツとか一切してこなかったからかなー？
まぁ、だから…みんなの言ってることは、本当だよ。」
カンナ「………」
ミシマ「カンナさんは…後悔してるのですね？」
カンナ「私は…カンナは…
…お姉ちゃん殺したんです…！」
やめろ。
カンナ「あの時、必死にお姉ちゃんは何かを訴えかけてたのに！」
それ以上は…
カンナ「カンナはバカだから…何も聞こえなくて…!!」
やめてくれ…!!!
ミシマ「お姉ちゃんはどんな人だったのですか…？」
カンナ「…………お姉ちゃんは……
………お姉ちゃんは…優しくって…
ケンカしても…絶対にひどいこと言わなくて…！
いつもカンナのことばっかり考えてて…！
………！なんで……お姉ちゃんは自分でカギを使ってくれなかったの…！」
俺はグッと奥歯をかみ締めた。
じゃないと、涙が出てきそうだったから。
ミシマ「あなたの存在が、お姉さんの幸せだったんじゃありませんか？」
カンナ「………！」
ミシマ「カンナさん、アナタからは愛されている空気のようなものを感じます。
大切に…大切に育てられてきたのではないでしょうか。
きっと…素晴らしいお姉さんだったのでしょうね。」
…どうしよう。もう耐えられない。ここにいたくない。
乗り越えたはずなのに…思い出すとやっぱり辛くて…苦しくて…
助けて…俺の事も、助けてよ…
カンナ「…あ…………あぅ……うぅ……」
ミシマ「サラさん、アナタがお姉さんだったらなんと声をかけてましたか？」
カンナ「………」
サラ「カンナ…
お前が笑えば私は幸せだし、お前が泣けば私も悲しいんだ。
…姉として…大切な妹を守らせてくれ。
お前が…生きてくれることが…嬉しいんだ！」
………カンナは…幸せものだよ。
お姉ちゃんにも愛されて、サラにも、ミシマ先生にも、こんなに…大切にされて。
カンナ「……お姉…ちゃん……会いたいよ……お姉ちゃん…」
ミシマ「さら、自分を責めるのはおしまいです。
お姉さんはきっとどこかで見守ってますよ。」
カンナ「………
……カンナは…カンナは負けません…！
…お姉ちゃんが…見てるから…！」
レコ「カンナ!!」
カンナちゃんを探していたレコちゃんが、こっちへ駆け寄ってきた。
カンナ「レコさん…」
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もみじ(プロフ) - コメントありがとうございます！最初に親友殺したのをこれでもかってくらいに後悔してます(´･ω･`) (2021年10月6日 22時) (
レス) @page1 id: 3db76492db (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 綾瀬くん…！幸せになって…！ (2021年10月6日 22時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もみじ | 作成日時：2021年9月5日 22時
