20話 覚悟 ページ22
A視点
…こんな俺に、本当に…他人の命を救えるのか…?
いや、やるんだ…絶対に…!
A「だからこそ!僕は絶対に間違えない!
一度間違えてしまったから…もう二度と間違えない!絶対に!
僕ほどの覚悟は、今のQタロウさんには無いハズだ!」
Qタロウ「…!
…そりゃそうだな…オレにそんな覚悟は無い…
……お前さんの覚悟…気持ち…賭けてもいいんだな?」
A「任せてください!」
Qタロウ「…変な男子高校生じゃ!」
俺からしたらアンタも充分変だわ。ったく…
正直、自分でも詭弁じみてるような気がして、不安だった。
だけど…Qタロウさんが賭けてくれて…本当に良かった。
Qタロウ「ゼェゼェ…疲れたぜよ…」
A「こっちのセリフです…こんなに声を張るなんて聞いてない…」
Qタロウ「でも、本音で言い合ったっけなんだかスッキリした気分だがや。」
A「…?」
カイ「…さて話も落ち着きましたし、そろそろ多数決しますか。」
ケイジ「そうだねー。2人にはお疲れのところ悪いけど始めようか。」
えぇ…まだ呼吸も整ってないんですけど…鬼じゃん…
えーっと…チャレンジャーが2人だから、1人2票までだっけ…
同じ人に入れるのは無し…と。まぁ、俺はもう決まってる。
サラ 4票
A 5票
Qタロウ 1票
Qタロウ「どうやら…決まりじゃな。」
ケイジ「流石に異論はない…よね?」
Qタロウ「はっはっは!当然だろ!
サラ、A。お前さんらほどハッキリ言えるヤツは
最近のがきんちょにはほとんどいないよ。
お前さんらになら、賭けてもいいと思えたぜ。」
サラ「Qタロウさん…!」
A「……」
ケイジ「格好いいこと言うねー。」
そんなこと言われたら照れるんデスケド。そういう風に褒めて貰えたことないし。
『頭良いー!』とか、『天才じゃん!』とかは、もう聞き飽きたけど。
Qタロウ「…まったく。
お前らを見てると、オレがわがままを言ってるみたいに感じるぜ。」
A「違ったんですか?」
Qタロウ「違ぇよ。」
ジョー「よし!後は頑張れよサラ、A!
お前らに全てかかってるからな!」
サラ「…ああ!任せてくれ!」
おい待て、ジョー、あいつサラッとプレッシャーかけていったぞ。
やめて、俺プレッシャーに弱いの。
カイ「それでは席につきましょうか。」
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もみじ(プロフ) - コメントありがとうございます!最初に親友殺したのをこれでもかってくらいに後悔してます(´・ω・`) (2021年10月6日 22時) (レス) @page1 id: 3db76492db (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 綾瀬くん…!幸せになって…! (2021年10月6日 22時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もみじ | 作成日時:2021年9月5日 22時