17話 最悪な事態 ページ19
A視点
Qタロウ「ケイジ！お前さんがチャレンジャーをやればいい話じゃねぇか！」
正直、それは俺も思っていた。警察官という職業柄、銃を扱うことが無いはずがない。
名乗り出ないのには、何か事情があるのかと思い黙っていたけれど…
Qタロウ「職業柄、修羅場だってかいくぐってるハズだろ！」
ケイジ「……」
Qタロウさんの言葉に、ケイジさんはなにも反論しない。何も言わない。
ここで何も言わないなら…もしかしたら…
人を…殺しているのかもしれない…
いや、やめよう。有り得ないとは言わないけど、こういうの、あんまりよくない。
ジョー「…た…確かにそれは…」
A「なんで自薦しないのかとは思ってましたけど…」
カイ「そうですね。私もずっと疑問に思ってました。」
ケイジ「…まぁ、そう思われるよね…」
Qタロウ「オレだって命を預けるんだったら少しでも信頼できるヤツがいいんだ。
自分以外ならケイジ…お前さんしかいねーぜよ。」
気持ちはわかる。けど…本人が言わないんだったら、どうしようもないじゃん。
因みに俺はカイさんとかいいんじゃないかって思ってる。冷静だし。
ジョー「ケイジさん…どうしたんだ…？」
ケイジ「…」
ジョー「黙ってちゃオレ達わからないぜ！」
A「ケイジさん…なんで何も言ってくれないんですか…？」
カイ「拒むなら理由が知りたいですね。このままでは今後にも影響します。
…このままでは話し合いを終われませんよ。」
それでもケイジさんは何も言おうとしない。本当に…誰かを、殺して…？
まだケイジさんには、幾つか疑問が残っている。
これまでもずっと、異様にサラを信用してて、みんなにもサラを信用してもらおうと上手く誘導してた。分からないのは、何故そんなことをするのかっていうこと。
うーん…分からん。
サラ「ケイジさん…なぜそこまで黙るんですか？」
ケイジ「……」
サラのその問いに、心なしか、ケイジさんの顔が少し青ざめた。
サラ「ケイジさん…答えなさい!!」
ケイジ「うおっ。」
何も言わないケイジさんに、サラが声を荒らげる。
サラ「みんな真剣なんです！黙ってちゃ分かりませんよ！」
ケイジ「……ふふっ。はっはっはっは！
キミはオレの母ちゃんか？はっはっは！ククク…
……あー笑った…そうだな、説明させてもらうよ。」
どうか、俺の予想する…最悪な事態ではありませんように。
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もみじ(プロフ) - コメントありがとうございます！最初に親友殺したのをこれでもかってくらいに後悔してます(´･ω･`) (2021年10月6日 22時) (
レス) @page1 id: 3db76492db (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 綾瀬くん…！幸せになって…！ (2021年10月6日 22時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もみじ | 作成日時：2021年9月5日 22時
