俺/僕達のその先は…

108話 ページ23

ジェルside



なーくんからの突然のLINE。



どうしたんやろ…。



さっきだって様子がおかしかったし…。



色々と考えていると、いつの間にか校舎裏についていた。



まだなーくんは来ていないようで、ふと空を見上げると、暗い雲が集まって今にも雨が降りだしそうだった。



暑くもないのに、背中には冷たい汗をかいていた。



な 「あ…ジェルくん…！」



なーくんが小走りで俺のところに来た。



俺と目が合った瞬間泣きそうな顔をしていたが、すぐにいつもの…とは違う作り笑いの辛そうな苦しそうな顔をした。



俺は逃げ出してしまいたくなった。



だって、なーくんがこんな顔するなんて相当辛い話だと思うから。



ジ 「で、どうしたん？話って。」



俺はなーくんが辛くないように笑顔を見せた。



な 「ジェルくん…あのさ…」









別れよっか。俺たち。」



なーくんは笑っていた。

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