【wrwr/d】私はヒロインになりたいんじゃぁぁああ！！

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zm side




帰りにシッマが校門で腕を組ながらボーッとしているのを見つけた
俺はからかい半分にソッと近づき「わっ」と肩を押す

kn「なんや、ゾムか」
zm「ちっすちっす。何しててん？」

思ったより小さい反応に少し萎える

kn「人待ってんねん、人」

そう言って今度は嬉しそうに笑った
なんやコイツ感情が忙しい奴やな

俺はしょっぴくんでも待ってんねやろ、と
軽い感じで「ふーん」と返し
シッマの隣に然り気無く腰を下ろした

kn「は？」
zm「ん？」

シッマは「なにしてんねん」と言わんばかりの顔で俺の顔を見る
俺は訳も分からず「ん？」と当然の反応

kn「お前、はよかえれや」
zm「なんで？俺も一緒にかえってええやん」
kn「良くねぇわ！...お前の知らん奴だから。気まずいやろ？」

シッマが慌て顔のままツゥと頬に冷や汗をかいているのが見えた
何か隠してるっぽいねんなぁ

zm「珍しいやん」
kn「部活の...な？」

分かりやすすぎんだろコイツ！！
目を泳がせて汗もダラダラ、そんな珍しく取り乱すシッマに
俺特有の悪事を思い付く

zm「あっ、そうなん？じゃあ俺先帰るわ」
kn「あ、おう、またな！」
zm「さよなら〜♪さよなら〜♪」

ヒラヒラと手を振って帰る。






「フリ」をした

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