【wrwr/d】私はヒロインになりたいんじゃぁぁああ！！

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you side



昼という楽園の時間はとっくに過ぎ去り、今は5hのHR。

この時間は非常に地獄の時間であるためつまらない話し合いの場合は
襲い掛かる眠気に身をあずけて寝てしまう

担任「今回のHRですが、今回は体育祭の種目決めです」
「一時間という短い時間で決めなければいけないので、無駄な私語は辞めて下さいね」

そう言って担任は次々と、ある種目を黒板に書いていった


ちょ、待って...？体育祭？たいいくさい？ﾀｲｲｸｻｲ？
なんやそれ、初耳なんやけど。

私が突然の死 刑宣告をされて、固まっていると横からツンツンと肘をつつかれる
誰だ。と横を向いてみるとニヤニヤしているこはるがそこにいた


『はぁ？なんでお前が此処におるん(小声)』

「少しだけ席代わってもらった。A子？って人に(小声)」


こはるの指をさす方向を見てみると、確かにオスマンさんの隣に彼女が座っていた
一方は幸せそうに座り、一方は迷惑そうに眉を潜めている

あーあオスマンさん可哀想やなぁ


『なんで？(小』
少し声を落として、低い声で問う

「Aとお話がしたかったから(小」

『嘘つくな(小』


はぁと溜め息をついて、机に突っ伏す
もう関わらんといてほしいのに、何故こいつはいつまでも私に関わるのだろうか


体育祭といい、隣の奴といい、最悪すぎる。









と、思っていた矢先。

「チーム割り、私達2組と4組だよ。Aの為に無理言ってあげたんだからねぇ？」


・・・。

とてつもなく良き迷惑だが、少し嬉しいのは事実だった
何故ならば生徒会役員は2組と4組のどちらかに集っているからだ


しかしまぁ、戦力比がとんでもないことになるのだが



きっとその分は三年で調整するのだろうけども


『あっそ、いい迷惑だわ』




私は短距離の男女混合リレーを選択した

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