prolog ページ1
「お母さんー!今日返ってきたテストね、七八点だったよ!」
「凄いじゃない、茜!!」
昔から姉は、高くもなく低くもなく、普通の点数をテストで取っていた。
それに比べ、私は──
「あら、Aまた百点取ったの?Aは本当賢い子ねぇ」
小学校低学年の頃は、未だ純粋に母に褒めて貰うことに誇りを持っていたが、高学年、そして中学生になってくると──
「A、また学年でトップだったんですって?お姉ちゃんが言ってたわよ。本当、貴方は賢い子ねぇ」
『うん……』
何だか、至って普通の姉と比べられる訳じゃないけど、何処か“賢い子”と言う言葉に、気持ちが押し潰されそうになった。
その何年か後、私は高校受験を控えるのだが、その時も担任の先生にこう言われた。
「望月さん、貴方は成績優秀なんだから、もっと高い高校を目指しても良いのよ」
この時、私は“ああ、何でこう人は圧力をかけたがるんだろ”と思った。
その後、私は親を説得して姉が通っていた高校に入学するのだが、そこでもまた息苦しい生活が始まるのであった───
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もえ(プロフ) - 銀桜さん» ありがとうございます!夢主ちゃん、凄いことをしていますが少しでも共感を頂けて嬉しいです!! (2019年8月6日 22時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 少し夢主ちゃんに共感出来る部分が…ていうか夢主ちゃんめっちゃカッコイイと思います!更新頑張ってください! (2019年8月6日 22時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月(プロフ) - 本当ですよ…思い出しますねぇ…本当素敵帽子だわ。乱歩さんナイス。本人気に入ってるかわからんけど… (2019年7月29日 22時) (レス) id: b4e228cc5b (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 麗華三日月さん» ゲーセンと言えば……あのシーンですよね! 名言残してく帽子幹部さんでした( ´艸`) (2019年7月29日 22時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月(プロフ) - 中也イケメン…夢主ちゃん頑張って!!!!! (2019年7月29日 21時) (レス) id: b4e228cc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/
作成日時:2019年7月27日 16時