puzzle*2 ページ3
ヨコハマというのは、街全体が広くて迷子になりそうだ。
このまま、無事にアパートに帰れるか心配だけど………
段々歩くのも疲れてきたので、何処か座れる場所が周辺にないかを探した。
何分か探し回っていると、先刻の所から少し歩いたところに大きな原っぱがあった。
フカフカの草……
流石に魔女の宅急便に出て来る、主人公のキキみたいに大の字で寝転ぶ訳には行かないので、その場で腰を下ろすだけにした。
『空気が気持ち良い………何だか実家周辺を思い出すなぁ……』
私の実家周辺は、田んぼだらけで走っている車の殆どが軽トラック。
家もそんなに密集していなくて、左右合わせて二〜三軒位。
だからか、ビルが密集していたりするのを見ると、自然と目眩が起きてしまうのだ。
密集したビルを見るだけで目眩が起きるという、非常に情けないことなのだが、環境に慣れるまで時間が掛かりそうだ。
川に浮かんでいる鳥達を見ながら和んでいると、その鳥達と一緒に脚が流れてきた。
私は何だか怖くなって、その場から急いで立ち上がって逃げようと思ったが、“若しかしたら……”と思い、思い切って川に飛び込んだ。
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作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u./hp/mokomokohi4/
作成日時:2019年2月26日 18時