Mermaid*11 ページ11
「前にも言ったが、とても綺麗な歌声だな。」
『ありがとう、中也にそう言って貰えて嬉しい。』
私に優しく微笑んでくれる中也。
ずっと、ずっと……このままでいたい。
出来ることならば今、中也といるこの時間を止めておきたい。
「ここが今日、俺達が泊まる部屋だ。」
『何だろう……とても豪華な部屋だね。』
「少しお高めの宿泊施設を予約したからな。」
いつもいる部屋より倍大きな部屋。
『ベッドもふかふか。』
人間になってから、こんなにも素晴らしい体験をするなんて夢にも思わなかった。
「じゃあ俺、先にお風呂入ってくるな。」
『分かった!』
夜ご飯を済ませた後、順番にお風呂に入ることにした。
中也がお風呂から上がってくるのを待っている間、私はベッドの上に寝転んでボーッとしていた。
段々眠くなってきた私は、気付けば眠ってしまっていた。
『ここって、私が中也と出会った海……?』
「A!ずっと探していたんだぞ!今までどこに行っていたんだ?」
『どこって……陸の上よ?私、海の魔女のサラに魔法をかけてもらって、念願の人間になったの!』
「そうだったのか……A、お前は早く人魚に戻らないと、泡になってしまうぞ。」
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もえ(プロフ) - 紅月ミレーさん» ありがとうございます!最後は2人とも幸せになって良かったです! (2021年10月18日 7時) (レス) id: 17b4d0a3c2 (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - もえさん» 完結おめでとうございます(〃ω〃) 中也様と夢主ちゃんの幸せを願っています(^ω^) (2021年10月17日 22時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 紅月ミレーさん» なんとか陸で暮らせるようになりましたね!いやぁ〜良かったですよね! (2021年10月9日 23時) (レス) id: 17b4d0a3c2 (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - 夢主ちゃん、陸で遂に暮らせますね(*^□^*) 此れでずっと中也様と一緒に居れますね(〃・ω・〃)=3 (2021年10月9日 20時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - もえさん» 夢主ちゃん、このままユシンと一緒に海に戻って仕舞うんでしょうか(´;ω;`) 中也様と幸せになって欲しいです(〃・ω・〃)=3 (2021年10月3日 16時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/
作成日時:2021年9月12日 16時