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Aは譲らなかった。
例え滅茶苦茶目つきのキツい男に睨まれようと、
例えネチネチした口調の男にネチネチされようと、
「私が、今、話して、いるの、ですが？」
これで乗り切った。
恋柱は「すごいわあの子」とキュンキュンした。
「…成る程、大筋は大抵つかめました」
「では、こちらから質問をしても良いかな。
…君たちが使う、血鬼術のようなもの、その正体が知りたい」
やはりその質問か。
言葉を間違わないように、見せるカードを間違えないように、ゆっくり口を開けた。
「私達はある異国から参りました。
そこには…超常的な能力…異能を持った人間が少数ながら存在します」
異世界から来たことは伏せ、異国と云い変えた。
剣士達は信じられないといった顔をしている。
一つ話をする度に場の空気が揺らぐ。
彼らにとってはあり得ない話、危険すら伴うものだ。
でも、
「…A、敦、龍之介、無理を承知で頼みがあるんだ」
この聡明な男なら、鬼を狩る組織の長ならこう考えるだろう。
「どうか、鬼殺隊に力を貸してはくれないかい」
「お館様…！？」
例え賭けだとしても、鬼に対抗できる異能者を引き入れると。
「判っている、無理を云っていると。
だが…その能力を私達に貸してはくれないだろうか。…この通りだ」
「お館様！頭をお上げください…！」
頭を下げた産屋敷に、柱が慌てる。
Aは静かに敦と芥川の方を目だけで向いた。
「私は、彼らの意見を尊重します。
決めるのは彼ら、私ではありませんから」
とは云ったが、もう二人の答えは予想できている。
血鬼術の話を聞いたとき、彼らも思っただろう。
"空間操作の鬼を捕まえれば元の世界に戻れるかもしれない"と。
「「やる」」
敦と芥川の答えに、産屋敷は顔をあげる。
「僕達の力が役に立つなら、お手伝いします」
「やることは変わらぬ、敵をただ葬り去るのみ」
「…そうかい、ありがとう」
これで解決。
芥川と敦は鬼殺隊に協力する、私は後方からゆっくり…
「あぁ、この女は鬼とやらを操れるがそれは知っているか？」
ゆっくり応援しようと考えていました、芥川が爆弾を投下するまでは。
柱と、お館様の動きがビシリと止まる。
「…これで私は失礼しま」
「おい待て、話いいかァ」
「…はい」
Aは、一人だけで圧迫面接をすることとなった。
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シア - 続き楽しみにしてます！！ (1月4日 15時) (
レス) @page50 id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - もこすけさんが戻って来てくれたら嬉しいです‼‼‼‼ (8月2日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - この作品はとても面白くて大好きです‼‼‼‼特に猟犬との絡みが見ててとても面白くて楽しいです‼‼‼‼文章力がとても高いので作品に引き込まれます！最近はこの作品をモチベーションにして頑張っています‼‼ (8月2日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
絵の具セット - 番外編もめちゃくちゃ面白いしキュンキュンします！！これからもがんばってください！！！更新再開待ってます！！ (2023年4月10日 20時) (レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
アスパラ - とっても面白かったです！続きまってます！ (2023年4月8日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこすけ
| 作成日時：2019年10月13日 19時
