隣は、零。【ゼロの執行人】 (ページ24)

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Episode22 ページ24

私は、今…何をしている？

____どうして！！

そんな私の前に、コナンはいる。私の心境を見抜いた…

「何で、分かったの…？」

「…“盗聴器”さ。全てじゃないけど、お見通しだよ」
コナンがつけた“盗聴器”である程度のことは掴めていた。安室透に潰されたが。
「ねぇ、何でこんなことしたの？」
追求してくるコナン。“何故って…”と私は自問自答してみた。

「指示通りに動いただけよ……」

そう言うと、コナンは「安室さんのこと、好きなんだね」と言う。
「なっ…何を急に…！驚くじゃない！！」
コナンからそんなことを言うなど、到底信じられなかった。
「捜査から外されたんでしょ…？」

「………！？」

どうしてそこまで知っているのだろうか。やはり、コナンの推理は凄まじい。
「雨宮さん…“勘違い”してない？」

「何を言うのよ…！何が分かるっていうの？！」

涙を流している雨宮Aを見て、コナンは哀しそうな表情へと変えた。
「安室さんに想われているんだよ、何故なのかは分からないけどな」
未だに眼鏡を光らせている。コナンは壁に寄り掛かって、話を続ける。

「“警察官”になりたかったのって……安室さんに近付きたかったんだよね？」

「………！！」
それも、コナンは見抜いていた。コナンから感じられるのは…“驚き”だ。
「ねぇ、教えて！！」
聞こうとした時だった_____

____緊急速報です

そんな時、建物についてあるテレビがニュースで…“緊急速報”と伝える。
「「………！？」」
コナンと雨宮Aはハッとして、顔を見合わせる。

画面の下に映されていたのは……

____IOTテロ

そう聞いて、思い浮かんだのは…“電化製品”
続々と街中で発生していた。

「だぁ！かぁ！らぁ！俺は、んなことできねーって！！」

「しかし、貴方のパソコンからこれだけの証拠が出てきて、指紋まであります。これは否定するのですか？」
本当のことを言っているのに、受けて入れてくれなかった。
(クッ……！)
デクスに置いてあるパソコンが反応し、煙をはいた。未だに取調室で事情聴取していた。

本日行われている東京サミットのため厳戒態勢が敷かれている東京都内で________

テレビには“IOTテロ”のことで、話題になっていた。

パソコンや電気ポットが突然発火したという情報もあり________

テレビがバリバリと音を立て、火花を散らしていた。遂には画面が真っ暗になる。
「何なのよ………一体………」
妃英理は白煙をあげるテレビを見つめていた。

「犯人の目的は何なんだ……！？」