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優しい先輩 ページ4

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Aside

睡眠と食事をちゃんととることを条件に退院した次の日、新幹線で東京に向かうことになっていた


宮本「Aはこの席、荷物と上着ここ置いてもう休み、まだ本調子ちゃうんやから」


A「はい、ありがとうございます」


後ろに誰もいないことを確認して座って背もたれを倒そうと思ったら通路を挟んだ席に見覚えのある人が





A「丸山くん、、?」



丸山「ん?Aやん!仕事?」



A「おはようございます!そうです、東京でお仕事があるんです」



丸山「そうか、頑張ってな」



A「ありがとうございます!」





丸山「、、さっき聞こえちゃってんけど体調悪いん?」



促されて丸山くんの隣に座らせてもらう



A「、、、あ、ちょっと昨日熱出てしまって

でも今はもう大丈夫です!」





じっと私の目を見つめる丸山くん





気まずい、、








丸山「Aって演技上手やのに嘘つくの下手やな、今も熱あるんちゃうん?

前会った時よりもめっちゃ痩せてるし」




やっぱり痩せた感じするんかな、自分でもやつれてるかなって思うぐらいやし




何も言葉を返せずにいたら





丸山「少しでも身体休めな、俺にもたれかかっていいよ」




そう言ながら丸山くんの上着をかけてくれる




A「そんな!申し訳ないです、丸山くんもこのあとお仕事ですよね?

先輩こそ休んでください!」




丸山「いや、俺プライベートやで」



ほんとだ、そういえば丸山くんのマネージャーさんいないしいつもの丸山くんともちょっと違う感じやった



A「えっ、すみませんプライベートやのに声かけてしまって、」



丸山「全然ええよ、ほら、もう休んどき」




どこまでも優しい丸山くんに甘えてそっと肩を借りることにした

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作者名:もぎ | 作成日時:2022年4月2日 22時

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