. ページ29
.
Aside
私が過ごすようにもらってる部屋でひざを抱える
V6の坂本昌行と私が親子、、?
まあくんはお父さんみたいだって思ってる
でも血のつながりは全くもって無い
坂本くんが結婚してないことはもちろんだけど
私に両親がいないことも知ってる人は知ってる
そのことでバカにされたり意地悪されるのは今までもたくさんあった
でもこんなふうに扱われるのは初めてで
名字が同じなだけで親子なんてくだらない
そう思うけど、今まで目を逸らしてた人の醜さに気づいてしまって怖くなった
話題になると思われたら、これからもこうやって事実無根なことを書かれていくの?
みやもんはV6が打ち合わせの後って言ってた
「デビュー25周年」
そんな大切な年に後輩の私のせいで迷惑をかけてしまうなんて
どうしよう
私のファンの人にも、V6のファンの人にも申し訳ないなんて言葉じゃ言い表せない気持ちで涙が溢れてくる
こんな時両親がいたら相談できるのかな
いや、私に両親がいればこんな記事書かれないよね
そもそもジャニーズでアイドルやってなければこんなことにもならなかったのかな
消えてしまいたいぐらいの申し訳ない気持ちと、恥ずかしい気持ちと、誰にもぶつけられない怒りの気持ちで涙が止まらなくなってたら
A「シーサー」
シーサーがトコトコやってきて、泣いてる私の周りを困ったようにぐるぐるしてる
と思ったら照史くんがいる部屋の方に行ってしまった
しばらくして照史くんがシーサーと話してる声が聞こえて
軽快な足音とゆっくりな足音が聞こえてきた
桐山「A、入ってもいい?」
さっき拒んでしまったのに優しい声
でも私はその声に甘えることができなかった
A「、、ごめんなさい、、、、、、、、ごめんなさい」
照史くんにも申し訳なくて謝ることしかできなかった
.
344人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もぎ | 作成日時:2022年4月2日 22時