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Aside
宮本「A、」
A「、、、、」
宮本「A、こっち向いて
仕事やめたくないんだよな、でも今のまま全部はしんどいから稽古だけやめるのはどうかな」
A「稽古だけ、、」
宮本「この仕事を受けた時と今じゃ環境がまるで違うからAがいっぱいいっぱいなのはおかしくない
まだ主演キャストしか発表してないし迷惑がかかるとかも考えんくていいから」
A「でも、、」
コンコンコン
宮本「はい」
桐山「失礼します、桐山です
あ、僕出てた方が良いですか?」
宮本「いや、いいよ逆に話聞いてやって、飲み物買ってくるから」
桐山「、わかりました!」
突然現れたあっくん、なんでここに居るんやろう
桐山side
ロケで関西に来てる時、Aが倒れたらしいと聞いて病院に飛んで来た
ベッドで体を起こしているAはかなり痩せていた
A「あっくん、、」
桐山「久しぶり」
怒られると思ってるのか何も言わずただ俯いているA
桐山「A頑張ったな、」
A「ううん、そんなことない、
全然頑張れんかった、、
稽古やめたらって言われた」
桐山「そっか、Aはどうしたいん?」
A「、、、やめたくない」
桐山「そうやな、今稽古やめるなんて嫌よな
俺がAでもいややって言うわ」
A「あっくんなら、、あっくんならどうする?」
桐山「ん?」
A「もしあっくんが今の私だったらどうする?」
桐山「もし俺が今のAやったらかあ、難しいな
じゃあ、今Aにとって一番大事なことは何?」
A「一番、、」
Aが黙った病室に秒針の音が響く
桐山「何個かでもいいよ」
A「アイドルでいることと、高校受験と、舞台のダンスを完璧にすること、」
桐山「うん、分かった、じゃあそれを守るため、頑張っていくために絶対ないとあかんものわかる?」
A「、、時間」
割とあっさり答えた
桐山「時間もないとあかんな、でもAの健康な身体もないとあかんのちゃう?
勉強もダンスも時間が足りんかったら質でカバーしたら大丈夫、Aならできる」
A「うん、」
桐山「あとさ、今やってること全部をこのまま頑張り続けるのはしんどいんちゃうかなって俺は思うで?」
A「分かってるよ、、全部完璧にやろうと思ったけどできんかったんやもん、分かってるよ、どれかやめなあかんこと」
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作者名:もぎ | 作成日時:2022年4月2日 22時