𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 15 ページ15
ゆらゆらと身体を揺さぶられる気配がして瞼を持ち上げれば、こちらを見下ろすペンギンが目に飛び込んできて、ピャッとチィオは飛び起きる。
｢おはよう、チィオ。よく寝れたか？｣
｢おはよう、ぺんぺん！おかげさまでっ｣
ありがとう！ぺんぺんは寝不足になってない？と聞くと、おれもぐっすり寝れたから気にするなとチィオの頭を撫でた。
｢それより昨日聞きそびれたんだけどさ、なんでデカくなってんの？｣
｢すごいでしょ！可愛い？｣
うん可愛い可愛い…で？と聞くペンギンに、昨日ぺんぺんが寝た後に他の種類のペンギンの姿にもなれるのかなと思って、別のペンギンの姿を想像して、こう…フンッて身体に力を入れたら変化したの！とチィオは嬉々として言う。
それに、あー悪魔の実の能力かとペンギンは納得した。
｢まあ、姿が変えられても、だからどうした？って感じの能力だけどね…｣
他のペンギンの姿になるよりも人の姿に戻れよ…って感じよね…と哀愁を漂わすチィオに、まあ変化出来るって知れたからいいじゃんとペンギンは笑った。
さ、朝飯食いに行くかと開いてもらった扉から出ると、前方にロー・ベポ・シャチの姿が見えてチィオは大きな身体を揺らして走る。
｢みんな、おはよう！｣
｢｢｢…は？お前だれ！？｣｣｣
のしのしぺたぺたと駆け寄ってくる見慣れぬ巨体に、三人は口をあんぐりと開けた。
｢私だよ！チィオ！もうっ…そいやっ！｣
ポンッと音がして、初めの姿の“コガタペンギン”へと変化すれば、おおっと声が上がる。
｢悪魔の実の能力か｣
｢そうなの！色んな種類のペンギンの姿に変化できるみたい｣
もう一度さっきの姿になってみろと言われ、そいやっ！とチィオは“コウテイペンギン”へと姿を変えると、ローにひょいと抱き上げられた。
確か“コウテイペンギン”は20〜45kgはあったはずと昨日見た本の内容を思い返して、力持ちだなーと思っていれば、バフッ…とローの顔がチィオの腹に埋まり、スーッと吸われた。
｢おあぁぁ！ちょっとローさん！？私一応中身女の子なんですけど！｣
それでもローは構わずスーッと吸い続ける。
顔がやっと離れたと思ったら、うん、いいな…と呟いて食堂に入っていった。
｢お前ベポみたいに気に入られたな、多分これからもヤられるぞ｣
そうケタケタとシャチに笑われる。
マジか…まぁ別にいいんだけど、イケメンのあんな姿見たくない…と、チィオは少し遠い目をした…。
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もふもふ子(プロフ) - 李空さん» pixivの方で読んで下さったのですね！こちらにも訪れてくださりありがとうございます♪面白いと言っていただけてとても嬉しいです(*^^*) (2023年2月6日 23時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
李空(プロフ) - pixivで読んだけど面白い (2023年2月6日 4時) (レス) @page3 id: 36ef557338 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» もっともっと見ていたいと思って頂けてとても嬉しいです！夢主さんがまだ人の姿に戻れていませんので、まだお話は続きます！この先どうお話を書いていこうか今ちょっと詰まっているので、気長に更新をお待ちいただけると幸いですm(*_ _)m (2023年1月27日 0時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - まだ更新有りますか？ もっともっと見ていたいです (2023年1月25日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪のろのろ更新ですが、頑張って書いていきますね(*^^*) (2023年1月20日 19時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年11月3日 16時
